末梢性めまいになるスピリチュアルな原因 No.43

めまいには、視界に入るものがぐるぐる回転するタイプと、貧血のようにくらくらして意識が遠のくタイプと大きく2つに分かれます。末梢性めまいとは回転性のめまいで末梢性神経が不具合を起こすことでなりますが、病創心理やスピリチュアルな視点で原因を解明します。

末梢性めまいの原因

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肉体的には寝不足で誘発する

誰でも起こりうる原因としては、過度の寝不足が続いていることが考えられます。末梢性めまいではなくても寝不足は万病のもとですが、睡眠不足が続いてすぐ病気として表れるのはめまいかもしれません。

寝不足が原因となる場合は、たいがい明らかに寝ていないといった状態が連続しており常態化していることが考えられます。もちろん徹夜が連続で何日も続けばめまいどころかあらゆる身体の不調が出るのは当然ですが、具体的には睡眠をとっているつもりでも浅い睡眠で、かつ中途覚醒を一晩のうちに繰り返しているようであれば十分末梢性めまいの原因になります。

他人に振り回されるストレス

睡眠不足にプラスして、日々ストレスを感じている場合はさらに末梢性めまいのリスクは高まります。ストレスの種類としては短期間のうちに自分のキャパを超えた量の案件を抱えているとなりやすいといえます。

たとえば、営業の仕事で多数案件を抱えてストレスを溜める、家庭では両親が離婚する、自身は恋愛でやきもきする、近所がうるさくて夜満足に眠れない、交通事故を起こす、といったようなめまぐるしい生活に頭がついていかないことへのストレス負担が大きいと回転性めまいになるのです。

これは自分が処理できる範囲を超えた数のストレス量に対して脳や精神のバランスがとれない状態になると、深層心理が働き三半規管を不調にさせてゆっくり休ませようとします。これが寝不足がない状態であれば頭痛として病創心理が働く場合がありますが、それに加えて寝不足によるイライラやストレスが強くなると末梢性めまいになるわけです。

そして、それらのストレスのポイントは人、周囲、社会、に振り回されているという意識が自分の視界を回転させてしまうわけです。

末梢性めまいのメカニズム

内耳の器官に不具合が起こる

末梢性めまいについてのメカニズムは多種多様です。その理由として末梢性めまいとはそもそも末梢神経に関わる広範囲におよぶ種類のめまいの総称であるため、メニエール病や良性発作性頭位めまい症などめまいの種類によってメカニズムは変わります。

良性発作性頭位めまい症

耳石器という平衡感覚を感知する器官から耳石というカルシウムのかけらが剥がれ落ち、三半規管に入り込むことによってめまいが起きます。

メニエール病

内耳のリンパ液の異常によってめまいが起きます。

前庭神経炎

前庭と呼ばれる器官の神経に炎症が起こることによってめまいが起きることもあります。

さらに脳に原因がある場合もあります。そのためめまいが起きたらまずは病院に行って診察してもらうことは重要です。勝手に自己診断で放置するのは危険ですので早めに病院に行くにこしたことはありません。

医者の診断は問診

基本的に末梢性めまいか、その他のタイプのめまいかどうかを診断する方法は問診であることが多いです。ただし、めまいは脳腫瘍が原因である可能性もありますので医師の判断で精密検査を行う場合もあります。

めまいが起きてから一晩寝ても容態が変わらないようであれば早めに病院に行くようにしましょう。

診察は耳鼻科へ

回転性のめまいの場合は、目の前がぐるぐる回るため酔って気持ち悪くなり嘔吐する場合があります。人によっては、この吐き気、嘔吐のために胃腸の病気や風邪などを疑い内科へ行くこともあるかと思いますが、めまいの診察は耳鼻科になります。

もちろん、あきらかに胃腸に違和感を覚える場合は胃腸炎などの内臓の病気がめまいとは別に発症している場合もないとはいえませんが、めまいによるものと感じるのであればまずは耳鼻科になります。

末梢性めまいになるとどんな症状になるのか

立ちくらみから始まる

回転性のめまいであっても、最初は立ちくらみのような症状が出る場合があります。しかも一瞬ふっと意識を失うような感じです。

そのため、この時点で末梢性めまいという病気になっていることに気づく人はまずいないでしょう。一瞬クラっと気が遠くなる感じがしますが、あれ?寝不足かな?くらいにしか思わないかもしれません。

立ちくらみが頻繁に起こり頻度が高くなる

そのうち、クラっとくる感覚が何度か起こるようになります。最初は10分おきくらいから5分おきくらいで、このあたりから身体の異変に気付いていくでしょう。

目が回るようになる

次第に、そのクラっとくる感じがぐるぐるっと視界に入るものが回転するようになってきます。よくテレビでバットを持ち下を向きながら10回回転して真っ直ぐ走れるかどうかをゲームでやったりしますが、まさにあの感じで平衡感覚があきらかにおかしくなってきます。

立っていられなくなる

そのうち、人によってはその目が回る感覚で酔ってしまい立っていることすら難しくなります。この状態で病院に行く入院することになる場合があります。

理由は転倒による怪我のリスクが高いからです。家族など同居人がいて看護ができる状態であれば自宅療養ということになりますが、1人生活で家族などが看護をしにくることが困難な場合は即入院になる可能性があるので、ここまで至らないうちに早めに病院に行くことをお勧めします。

末梢性めまいの対処法

ストレスの原因を取り除く

末梢性めまいは、他人に合わせ過ぎてあれもこれも手を出してしまい寝不足になることでなりやすい病気です。まずは1つ1つ抱えている案件を順番に処理していき、減らす努力をしましょう。

仕事の場合はなかなか調整するのが難しいですが、同時進行で手一杯の状態で東奔西走するのではなくなるべく1つずつ仕事を片付けていきましょう。指示、命令、依頼はよく吟味して受けるものと断るものをよく区別することです。

また末梢性めまいになる人は、たいがい仕事も家庭、プライベートでも気を揉んだり神経を使うようなストレスを複数持っている人が多いので、仕事の調整が難しい場合は、プライベートの悩みをできるだけ整理して切り捨てていくようにしましょう。

睡眠をとり続ける

応急処置的にはとにかく睡眠をとり続けることです。末梢性めまいになる人は、前述したストレスによって寝不足か睡眠障害になっていることがほとんどです。

睡眠障害とは、睡眠の質が浅く、本来疲労した身体を修復して調整する役割の成長ホルモンが十分分泌されていない状態のことをいいます。精神的なストレスが溜まると怒りや不安で熟睡できなくなるので睡眠障害になりやすいのです。

しかし睡眠時間だけはとっていると、本人としては寝てるはずなのに日中異様に眠い、疲労がとれない、といった感覚になります。ですので睡眠前はできるだけリラックスして深い睡眠をとりやすくする工夫と、普段よりも多めに睡眠時間をとるなどしましょう。

早く治したい場合は薬

医師の診察で末梢性めまいと診断されると、薬を処方されます。薬によって確かに症状は落ち着き、めまいはなくなります。しかし、呑んですぐに効くわけではありませんので焦らないようにしましょう。

立っていられないほどの症状になってしまっている場合だと、薬の強さにもよりますが半月くらい呑み続けてようやく効き目がはっきり確認できる感じです。ですので、薬を呑んでゆっくり休養すれば確実に早く社会復帰はできますが、薬を呑んだからといって焦らずじっくり治していくものだと認識して下さい。

まとめ 末梢性めまいの予防策

いかがでしたでしょうか。末梢性めまいは一度なってしまうと完治するのに半月から1ヶ月くらいかかります。忙しくめまぐるしく大変な思いをして結果末梢性めまいになってしまっては、結局は辛いだけではなく活動時間の大きな損失にもつながるので気をつけましょう。

夜7時間以上の連続睡眠をとる

睡眠の目安としては、最低でも夜の11時前には寝ることです。人間はやはり夜睡眠をとることで深くて質の高い睡眠がとれるようにできています。

また人間が日中の活動で傷ついた細胞組織を修復する成長ホルモンは、入眠後3時間後くらいに分泌量がピークになります。その後レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しつつノンレム睡眠時の深い睡眠時に成長ホルモンは分泌されていきます。

このようなメカニズムから、夜11時前には入眠して朝目が覚めるまで7時間以上連続で睡眠をとることが望ましいといえます。

一度に違う種類のストレスを受けないようにする

生きている以上、自分の身に起こることを選り好みすることはできません。またストレスがまったくない自由気ままな生活をすることもなかなか難しいでしょう。

しかし、人は案外避けようと思えば避けられるストレスもけっけうあるものです。頼まれごとは試されごととよく言いますが、それを真に受けて何でもかんでも引き受けていると、必ず身体を壊します。やはりあなたでなければできない仕事ならともかく、冷静に考えてみて他の人でもやれるような仕事は適切な判断をして断る勇気も必要です。

また、みんなそうしているから、「自分も〜ねばらなない」という思いにとらわれてストレスを放置してしまう方もたくさんいます。今やっていることが自分がやりたいこと、やっていて楽しいことなら病気になることはあまりないですが、仕方なくやっていること、嫌だけどやらなきゃいけないから、という思いでやっていることは切り捨てる理性的な判断をしましょう。

ストレスを100%なくすことはできませんが、10個あるストレスを6個くらいに減らすことはできるのです。都会型生活や、田舎暮らしでも人に合わせ過ぎて自分が振り回されがちな人はめまいの病気になるので気をつけましょう。

めまいは周囲に振り回される人生への警告

大事なことは他人や社会、世間に合わせ過ぎないことと、睡眠をしっかりとることです。人の顔色が気になる、ちょっとした噂が気になる、周囲の目が気になる、空気を読み過ぎた行動をして疲れる、社会の常識や風習を気にし過ぎるなどでストレスを強く感じ過ぎると末梢性めまいになります。

そういう方は、今より少しだけで良いので自分を中心にして行動をするように心がけてみて下さい。目が回るということは、あなたの人生が他人や外界に振り回されていることの表れでもあるのです。それは自分軸を持って地に足をつけてブレない生き方が必要であるというサインでもあります。

末梢性めまいになるような方は元来気を使い過ぎなところがあるのでちょっと自分勝手かなと思うくらいでちょうど良いといえるでしょう。

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