N0.57 不整脈をスピリチュアル視点でみた場合

不整脈(心房細動)の人は、日本の人口の1~2%(170万人)いるといわれ、現代人には非常に多い症状なのでめずらしくはありませんが、本来の心臓の動きをしなくなったということには必ず理由と意味があります。不整脈は、種類によっては非常に恐い病気に繋がる前兆ともいえるので、深層心理やスピリチュアル視点からも、メカニズムを解明して、重病になる前に対策をとっていただければと思います。

 

不整脈とはどんな病気か

不整脈とは、心臓の脈の打ち方が一定ではなく、乱れている症状のことの総称です。不整脈の中でも、

 

頻脈=脈のスピードが速くなる

 

徐脈=脈のスピードが遅くなる

 

期外収縮=途中で脈が途切れる

 

というものがあります。

軽度の場合、自覚症状がないので、自分で不整脈だと気づくことはありません。健康診断などで知ることがほとんどで、「だから何なの??」といいう方も多いかもしれませんね。

 

ですが、不整脈には、心筋梗塞や狭心症、高血圧、糖尿病、動脈硬化、肺の疾患、甲状腺の異常、薬の副作用などといった重大な病気が隠れていることが多い為、病院でしっかり診てもらい検査をしてもらった方が良いでしょう。

 

その上で、そもそも不整脈になるということには、どういう原因があるのでしょうか。

 

肉体的な原因

不整脈の原因を一般的に調べてみると、体質であったり、加齢、精神的なストレスや睡眠不足などが挙げられています。逆に、前述したような心不全などの重大な病気や、肺や甲状腺の異常などが原因で不整脈が起きていることも考えられます。

 

不整脈の症状が先で、後に病気になるのか、病気によって不整脈になるのか、様々なケースがあると思いますが、その原因を辿っていくと、やはりストレスによって影響される深層心理が関係しているといえるでしょう。

 

不整脈の原因は心が不安定であること

心臓が脈打つのは、心臓のある一部(洞結節)に、心臓内で発電された微弱な電気が通ることによって心臓の筋肉が動くわけですが、不整脈になるということは、この電気の通り方(反応)にムラが出てくるということです。

 

肉体的な原因による場合、先に挙げた病気によって、このムラが発症してくることもありますが、しかし、何も基礎疾患がない状態で、しかも生まれ持って不整脈であったり、もしくは途中で体質が変化して不整脈になる場合などは、ほとんどの場合、性格や心理面に原因があります。

 

不整脈になる人は、精神面で不安定になりやすい人といえるでしょう。心臓というのは、『心』という文字を使っているように、深層心理と関わりの深い臓器です。不整脈になる人の特徴は、気分、感情、考え方や、現象に対する解釈、受け取り方といったものがころころ変化しやすいのです。

 

喜怒哀楽が激しかったり、言ってることや、考え方がその時の感情で非常にブレる、といった特徴のある人は、不整脈になりやすいといえます。先天的に不整脈の人であれば、生まれ持った性格がそもそも心が不安定になりやすい人といえますし、後天的に体質が変わって不整脈になった人などは、人生経験において非常に激しい経験をすると、そうなりやすい傾向があります。

 

たとえば、最愛の人をなくして深い悲しみを負った場合や、借金の返済に追われて非常に恐怖を感じたり、衝撃的な経験をして感情にダメージを負ってしまうと、その後不整脈になってしまうケースがあります。

 

不整脈になることにどんな意味があるのか

不整脈は自覚症状がない為、スピリチュアル視点でみても、不整脈自体に何か強いメッセージがあるわけではありません。なぜなら、不整脈だけの現象では病気ではないからです。

 

しかし、不整脈であるということは、前述した精神の不安定さが表れていることには間違いありません。そして、現実的にも、病気の前兆であることが考えられるように、精神面で不安定な状態を放置しているのも、非常にリスクが高いといえます。

 

それは、精神面で不安定であること自体が、人間にとってけして幸せな状態とはいえないからです。喜んだかと思ったら、次の日には落ち込んだり、〇〇をしようと思ったけど、すぐにやっぱり〇〇にしよう、とか、やる気満々で元気はつらつになったかと思えば、日によって鬱状態のようにネガティブになったり。

 

そのような不規則な心の動きで、自分はもちろん、周囲にも心配をかけたり、振り回すことになるので、その反作用によって次第にストレスが強くなり、心理的ストレスが慢性的になると重大な病気を創り出してしまうのです。



どうすれば不整脈は改善されるのか



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医学的な治療法

医学的にも、軽度の不整脈であれば、禁酒、睡眠を十分にとる、運動、栄養をとる、などのことを推奨しています。重度のものになると、ペースメーカーやICDなどの機械を体内に埋め込んで心拍数を一定にするといった方法が採用されます。

 

人間の心と身体は連動していますので、肉体面の方から脈を一定にさせることで、逆に心が安定してくるといった効果も期待できますので、必要であれば医療的な治療を受けた方が良いでしょう。

 

病創心理から改善する治療法

感謝と信じる心

不整脈の場合、現在進行形のストレスによって発症するというよりは、強烈な不幸体験によって感情が傷ついたという後遺症的な発症の仕方をします。ですから、現在のストレスの原因になっている事柄を改善してもあまり効果はないかもしれません。

 

深層心理の話であるので、本人の自覚のない部分を改善するので難しいですが、基本的には、過去に対しては、どのような体験であっても感謝できる心を持つこと。未来に対しては、「良くなるしかない」と、強く信じる心を持つことです。

 

不整脈の人は、深層心理で過去に対して清算ができていません。「あんなことがなければ・・・」「あそこでこうしていれば今頃は・・・」「どうしてあんなことになってしまったのか悔しい・・・」といった、負の感情が、忘れたころにふっと湧くような場合は、まだ浄化できていません。

 

「いろいろあったけど、今思えばあれで良かったんだな」と、思えるようであれば、おそらく改善は近いといえます。これは生まれつき不整脈である人の場合も、基本は一緒です。過去や現在に対しては感謝。未来に対しては良いことが起こると信じられる心です。この2つの感情があると、深層心理は安定します。

 

疑いの心を持たない

別の視点からみると、不整脈の人は、ちょっと疑い深い傾向もあるので要注意です。疑い深いということは、頭が良いということに通じるので悪いことばかりではありませんが、ネガティブな感情で疑い深くなっている場合は、不整脈になりやすいといえます。

 

そういう人の場合は、感情や感覚で条件反射的に疑うのではなく、理性的な判断をするよう心がけてください。感情は忘れて、理屈で考えて判断す癖をつけていくと心理面でのブレが少なくなってきます。

 

規則的な生活をする(ライフスタイルのルーティン化)

不整脈の根本的原因は、先に述べたように深層心理での感情のブレ、ムラですが、外側から変えていく方法もあります。それはできるだけ規則正しい生活をすることです。

 

人は不整脈でなくても、感情や考え方などはブレやムラがあるものです。そうした心のコントロールができない人は、生活スタイルも感覚のままでいることが多いです。

たとえば、「今日は7時に起きたけど、昨日は12時に起きた」「昨日は朝食をたくさん食べたけど、今日は何も口にしなかった」などなど。

 

その生活リズムのムラを、あえて決めてルーティン化することで、心理面も安定してきます。睡眠不足を補っても、禁酒をしても、ストレスをなくしても、結局、日によって違う生活を続けていると効果はなく、体質もさほど変わりません。日々の行動をルーティン化することの方が、よほど改善率は良いでしょう。

 

できれば、〇時起床、朝の食べ物は〇〇、〇時の電車で仕事に行く、昼は〇〇を食べて、〇時には運動をする、といったように時間とやることをきっちり細かく決めることが理想です。



スピリチュアル視点でみた時の意味

 

心臓が動くということは、人間を創造した神様の愛そのものと解釈できます。血液は、愛の感情を司っている面がありますが、その血液の流れにムラがあるということは、自分に対する健全な愛情にムラが出ているということです。



自分への健全な愛情に問題がある人は、貧血だったり、不整脈になることが多いのです。先天的な不整脈の人でも、後天的に不整脈になってしまった人でも、もっと自分を良い意味で大切にして、温かい感情で包み込んであげてほしいです。

 

スピリチュアル視点でみた不整脈の改善法

 

不整脈の人は、そういう意味で心底自分に自信を持てない人が多いので、何か別の事で自分に自信をつけるのも改善法の1つかもしれません。不整脈になるということは、自分は神様から愛されていないという意識でも関係しているので、健全な自己愛を持つようにしましょう。

 

健全な自己愛とは、自分は人に必要とされる人間だと思えることです。けしてわがままで良いということではなく、「自分も神様に愛されている人間なんだ」と、自分の存在に自信を持つことです。

 

また逆に、自分の脈を調べてみて不整脈であることがわかった場合、「自分の深層心理の状態にムラがあるということか」と、気づけるという側面もあります。それはどういう意味かというと、本人は気にしていなくても、気づかないところで、自分の感情や言動のムラによって他人を振り回している可能性が高いということです。

 

神様はそのことを気付けるように、不整脈によってヒントを与えるメカニズムにしたのかもしれません。ですから自分のためにも、周囲のためにも自分の心理にムラがないかどうか振り返り、感情を一定に保てるように意識してみましょう。



まとめ

・不整脈は、心が不安定な人がなりやすい

・後天的に不整脈になる人は、強烈な不幸体験が原因のことが多い

改善には

・感謝と信じる心を持つ

・疑いの心を持たない

・生活スタイルを細かくルーティン化する

・自分は神様から愛されている存在なんだという自信を持つ

 

心と肉体のバランスをとって、ブレやムラのない心理状態でいることが多くなると、幸福感を覚えるようになります。そこまでいけば、自然に不整脈も改善されるでしょう。









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