頭痛持ちの人または頭痛になりがちな人の性格と、頭痛が表しているスピリチュアルな意味について解説します。一般的に頭痛はストレスと非常に深く関係していますが、そのストレスの傾向にも特徴があり、頭が痛くなる意味をスピリチュアル視点からも紐解きます。
頭痛持ちの人の傾向
頭痛持ちの人は、たいてい真面目で気を使うタイプの人が多いと言えます。別の視点から見ると非常に頭が良いタイプ、賢いタイプとも言えますが、半面よく考えて行動するため頑固で自分の考えは曲げません。
そのため、反省ができないタイプとも言えます。しかし一方では謙虚を通り越して若干自己卑下、自己否定な面もあるという非常に複雑な性格の持ち主です。
自分の頭の中だけで考え過ぎてしまう人と言えるでしょう。賢い分、様々な視点で考えることができるので頭が破裂するような混乱に陥りやすいのです。
頭痛持ちの人であれば、すべての物事について頭を使いまくるので当然、肉体の方が悲鳴をあげて緊張性頭痛、偏頭痛のいずれかの症状になります。
日頃、頭痛にならない人でも、まったく知らないことを解読しようしたり、覚えないといけない場面に直面すると頭痛になりますが、頭痛持ちの人は人間関係においても相手に合わせようとしたり、自分の取るべき行動や立ち位置を意識するので、非常に神経を使っているのです。
頭痛を引き起こす深層心理
頭痛になりやすい人の深層心理は、自信のなさからの不安、知らないことへのストレス、答えが見つからない時のいらだちなどが主となっています。
頭痛持ちの人は、必要以上に頭を使って考え、神経を使いますが、それだけ脳をフル稼働しているにも関わらずこれが正解だ!という結論が導き出せない時にストレスになるわけです。
たとえば、営業や接待などの場で取引先と上司という両者に気を使わないといけない場面などに発症する要因があったりします。
取引先を立てるのが基本ですが、そうかといって上司の顔も潰さないようにしなければならない、という場面では、その時々の空気ややりとりの内容によるため正解の行動はケースバイケースです。こういう時に変に考え過ぎたりすると、頭痛になります。
今のは1つの例に過ぎませんが、なぜそこまでストレスになってしまうかというと、深層心理の面でプライドが非常に高い部分があるのです。自己卑下や自己否定をしやすい人は、もっと奥底の深層心理を見るとプライドを他人によって傷つけたくないから、自分で卑下しておくことでその傷を少しでも軽くしようという、防衛本能が働いてます。
そこまで考えてしまうところに、頭痛持ちたる所以があるとも言えますが、相手の立場も考えられるだけの多機能な精神を持っているがゆえに、肉体の方がその負荷に耐えられなくなるというのが現実です。
頭が痛くなるスピリチュアルな意味とは
頭が痛くなるという現象を、スピリチュアルな視点で見るとすると、あまり良からぬ霊が頭のあたりに憑依している場合もあります。頭が痛くなるということは、その前段階として考えや意識を集中していたためであり、その集中の仕方が結果答えが見つからず気疲れしたり、イライラしたり、不安になったりした場合、頭からネガティブな波動が出てしまうのです。
これは科学的に言えば脳波でもβ(ベータ)波として明確に変化が出ると思われますが、そのネガティブ波動によって、似たような考えすぎの霊たちが引き寄せられます。そうすると霊の憑依によって肉体的には頭痛という形になって表れるでしょう。
肩が重くなる、首から後頭部が痛くなる、重くなるなどの症状は一般的にも悪霊憑依であることが多いのです。これは波動同通の原理によって、同じような性格の霊を引き寄せてしまう法則があり、特にネガティブな場合は悪霊と呼ばれる、あの世で迷っている霊たちが吸い寄せられて、本人と一緒になって「どうすればいいんだ?」と考えこんでしまうのです。
本人は、ベストな考え、ベストな行動をしようと思って考え過ぎたり、気を使い過ぎたりするのですが、結果悪霊まで引き寄せて頭痛まで引き起こしてしまうということは、神様から見たら「必要以上に考え過ぎてはいけない」ということになります。
ちなみに、人は寝過ぎると自律神経や、血管の収縮を調整するセロトニンの働きに狂いが生じて偏頭痛になることがあります。これなどは、人間はだらけ過ぎてはいけない、ということを意味しています。やはり何事も中道なのです。
頭痛持ちから脱却するための改善法
では、頭痛持ちの人がどうしたら頭痛を減らすための対処法についてです。結論から言えば、おわかりのように考え過ぎないこと、気を使い過ぎないことなのですが、性格的なものに起因しているためそう簡単に治るものではありません。
理屈がわかったところで、個性は変えられないですし、頭痛も必ずしも心理的な原因だけではなく様々な要因が合わさって発症するからです。
しかし、日頃の自分の思い癖がわかるだけでも多少なりとも改善はできます。
先ず、自分がいろいろ考えて頭を悩ませているな、と気がついた時点で「わからないものは、わからないままで良い」として「なんとかなるでしょう」と楽観的な思考に切り替えましょう。
頭痛持ちの人は、無意識にいろいろな神経を使うため自分で気がつくのは難しいですが、日頃から「気を使い過ぎない」「ちょっと考えて答えが出なければ次の機会に考えればいい」という意識を持つだけでも、だいぶ変わってきます。
また頭痛持ちの人は、不安、心配性であるので、最初に最悪の事態を想定するのも手です。
スピリチュアルでは最悪のことを考えると、現実がその通りに引き寄せてしまうので良くないとされますが、それも個性によりけりで過度の不安、心配性が強い性格の方であれば、先に最悪の事態の対処法を考えておくことで気持ちが楽になることがあります。
つまり、最悪の手段を決めることでむしろ前向きな考え方ができるようになるという逆説がハマるタイプがいるのです。ですから、神経質な方、繊細な方などはむしろ先に抑えを考える方が伸び伸びと行動できるのでお勧めです。
取引先と上司の例で言えば、両者に失礼があった場合はひたすら謝罪して自分の熱い思いを伝える、もしくはあらかじめ上司に自分の立ち居振る舞いの仕方を相談して指示を仰いでおく、取引先の相手の性格をリサーチしておく、など策はあります。
頭痛持ちの人は、たいがい自分の頭の中だけで解決案を完結させようとする傾向が強いので、自分の考えていることを誰か気心の知れた人にアウトプットするのもストレス軽減につながります。
まとめ
・頭痛持ちの人は真面目で気を使い過ぎるタイプが多い。
・頭痛になる深層心理は、自分の頭の中の考えだけですべて完結させようとして、なかなか正解が導き出せないストレスによるものが多い。
・スピリチュアル視点から紐解くと、物事を自分一人で抱え込み考え過ぎてはいけないということを表している。
対処法は3つ
1 わからないままでも良いと思考停止する(完璧主義にならない)
2 気を使い過ぎない、わからないことは次の機会に考えよう、と今解決させようと思わないようにする(悩みを先延ばしにする)
3 先に最悪の事態を想定して方策を立てておく(最悪の事態での策が決まるとあまりあれこれ悩まなくなる)
私自身、幼少時から筋金入りの頭痛持ちで、特に思春期には毎日頭痛で放課後は常に寝込んでいた記憶ばかりでした。社会人になっても仕事中に偏頭痛になったりするので、何度もトイレに吐きに行き、しまいには頭痛と嘔吐で早退したこともあります。
私の場合、20歳越えたくらいから頭痛薬に頼るようになったので、それ以降はとにかく早めに薬を飲むことで対処していました。30代で勤めていた会社ではかなりストレスがあり、毎日3回〜4回頭痛薬を飲む生活でしたが、会社を辞めてしばらく仕事をしなくなったら嘘のように頭痛がなくなりました。
結局、思春期から社会人として人間関係で主にストレスを感じていたわけです。まさしくここで述べた通り、私は非常に気を使う性格で、さらに自分の考えだけですべて完結させるタイプでした。
また、面白いことに、私と深く縁がある人はもともと頭痛持ちではなかったのに不思議頭痛を頻発するようになっていきました。これはおそらく私が気を使うタイプであるため、知らず知らずのうちに気を使わせていたのかもしれません。
その際に知人、友人をリサーチ、検証したところ頭痛が発症する数日前にはやはり悩みを自分のみで解決させようとする傾向が強くでていました。またある人は、身近にいる人に対して気を使うようになってから急に頭痛になるようになっていました。
そのような頭痛持ちの人への特効薬は、気を使わないといけない他人と関わらないことです。具体的には仕事関係の人、気を使う必要のある友人、知人、近所付き合いなどから一切離れた生活するとほぼ100%頭痛は治ると言って良いと私は思います。
頭痛が毎日続くようなら、思い切って仕事を辞めるか転職することです。嫁姑問題で気を使うようなら別居を相談してみるなど、ストレスの元凶となっている環境を変えることも勇気は要りますが、1つの決断と思って下さい。
(注意)
頭痛および病気は深層心理、スピリチュアルな理由のみの原因で発症するものではありません。霊的な原因と肉体的、物理的な原因が合わさった要因で発症するものなので、気になる症状である場合は医師に相談してみて下さい。