男はなぜ愛する人に嘘をつくのか No.12

男が好きな人に嘘をつく理由

女性からすると、男性の嘘は信頼も信用も一気に失せてしまうほど許せないことですよね。男女間に限らず、一度でも嘘をつく人は人として信じられません。なぜなら、1つの嘘をつく人はたいてい複数回嘘をつくものであることは誰もが経験上知っているからです。

ではそもそもなぜ嘘をつくのでしょうか。嘘をつく心理をまとめると、大きく3つに分かれます。

1 (自己保身の嘘)

相手に好かれたいため、もしくは嫌われたくないから。見栄を張るための嘘も含みます。

2 (誰かを守るための嘘)

本当のことを言うと相手を傷つけてしまう、もしくは他の誰かが不利益を被るため。

3 (方便の嘘)

嘘も方便で、何か交渉事や特定の目的達成のために誘導するため。

です。大概はこの3つの中のいずれかの心理に必ず該当します。もちろん、これら3つの心理が全て重なっている場合も多々あります。好きな人に対しては特に1自己保身の嘘の割合が強いでしょう。

なぜ嘘をつくのかと言えば、嫌われたくないから、あなたに好かれたいから、に決まっています。嫌われても構わないと思っていればそもそも嘘をつく必要がありません。女性からすると、なぜいずれは必ずバレるような嘘をつくのか?と疑問に思うかもしれませんが、はじめから悪い印象を与える事実を開示していたら、その男性とはそもそもお付き合いしないですよね。嘘をつく男性側としたら、とにかくあなたと付き合いたい、好かれたい一心で必死です。それは女性からしたら好きな人と会う時は化粧や服装をバッチリ決めていく感覚に近いかもしれません。付き合って自分の良さを知ってもらった後にスッピン姿で部屋着姿を見せるのと、初対面で見せるのとは違いますよね。

男性の場合は、やはり最初は良いイメージを印象つけるためにお金持ちっぽく振舞ったり、強そうにしたりして自分の弱点や知られたくない部分を嘘をついてでも隠そうとするわけです。

魅力的な男性の許せる範囲の小さな嘘はあきらめる

基本的にはやはり、嘘をつく人は今後も小さな嘘から大きな嘘までつく可能性は高いと言えます。「もう嘘はない、これだけだ。」という言葉すら嘘の場合がほとんどだと考えて良いでしょう。極論を言えば、人は誰でも小さな嘘はつくものだという考えもあります。だからこそ、正直者は評価されるべき人間なのですが、現実として、正直者で裏表がない真面目な男性は若い世代の女性にはモテません。語弊があるかもしれませんが、モテる男性、魅力的な男性はある程度嘘つきだと言っても過言ではないでしょう。これはけして悪い意味や皮肉だけではなく、それだけ女性に夢を見させる能力があるとも言えるのです。きれいな言い方をすれば女性に対して、いわゆるディズニーランドのような魔法をかけるのが上手ということです。

また女性の心理も、夢を見たい願望があるので引っかかってしまうという需要と供給の関係が成立してしまうのです。仮にブサイクで仕事ができず、経済力もないが正直な男性と、仕事もバリバリできてお金持ちだけど嘘をつくことがある男性の二者択一を迫られたらいかがでしょうか。極端な例ですが、即答はなかなか難しいのではないでしょうか。

そういう視点で冷静に見て、他に魅力があって、つく嘘もけして害悪を与える嘘でなければある程度はあきらめるのも大事です。100%完璧な男性はいませんし、奇跡的にいたとしてもお付き合いできる可能性を考えたら、確率は1%を下回るでしょう。

深刻な嘘をつかれたらどうすれば良いか

女性の場合、先ず「嘘をつかれた」事に気持ちがフォーカスしてしまいがちですが、ここで大事なことは「なぜ嘘をついたのか?」という点にフォーカスすることです。

男性がつく嘘の中でも、軽い嘘ならともかく、シャレにならない嘘もありますよね。婚約後あるいは結婚してから発覚する類のもので、実は隠し子がいたとか、巨額の借金があるとか、交際する以前から恋仲の女性がいるなど。それらの事実は当然、あなたに知られたくないわけで、嘘をついてまで隠そうとする理由は、知られてしまうと叱責されたり、軽蔑されたり、破局になる恐れがあるからです。

ということは、それだけあなたから嫌われたくない、あなたを繋ぎとめていたいという意識があるわけで、先ずはそこをしっかり認識すると多少は冷静になれるでしょう。人間誰しも過ちは犯すもので、隠すということは本人も後ろめたい気持ちがあるわけです。しかし、過去は変えられませんし、あなたがその事実を知ったところでどうしようもありません。

嘘をついたということで、他にも実はたくさん騙されているんじゃないかという、今後の不信につながるのは明白ですが、考え方によっては「嘘をつくほどあなたが好き」と捉えるとだいぶ印象は変わってくるはずです。

もしあなたがパートナーに求める最大の徳目が「嘘をつかない。正直。」ということであれば、別れた方が良いかもしれませんが、もし「私に対する愛情」を重視するのであれば、彼が嘘をつかざるを得なかった心に目を向けてみましょう。

あなたから問い詰められたとしたら、彼はきっと、条件反射と防衛本能で言い訳をするか、ひたすら平謝りをするでしょう。プライドが高いタイプであれば逆ギレするかもしれません。

この人には何でも言えると感じさせる努力の余地はある

パートナーに嘘をつかれた女性が悩む理由は、「嘘をつかれたのは許せない、でも彼とは続けていきたい。でも信じたいのに信じられないのが辛い」という葛藤ではないでしょうか。人生で起こることはすべて自分の人間性を高めるために存在します。この法則から考えれば、今後はパートナーが嘘をつく必要がないくらい何でも打ち明けられる自分をつくっていくしかありません。嘘をついた相手が悪い、ではなく嘘をつかせた自分のキャラにも原因の1%はあるということです。さすがに今、浮気をしているとか、愛人がいるなんて話は、別れようとする時以外男性から話すわけはありませんが、過去の過ちや、借金については話しやすい環境をつくることによって相手は正直に話すようになります。

そこを改善する良い機会だったとプラスにとらえて、相手の話を先ずは受け止める習慣ができたとしたら、パートナーはあなたの元から離れることはないでしょう。男性が女性に嘘をつくのは、「どうせ理解できるわけがない」という意識が前提としてあるからです。

たとえば、仮に全く男女関係のない異性と食事をしただけの話でも、これを話しても疑われるだけだと思い、説明が面倒くさいから嘘をつくわけです。

あまりにも日常的に嘘をつく男性の場合

単に嘘をつかれた、というレベルではない嘘もあります。いわゆる虚言癖、大ボラ吹きのタイプです。このタイプの男性は、そういう性格なんだと受け止めたり、受け入れたりするにも限界はあります。虚言癖タイプの中には、多重人格性があって、自分が言った言葉を本当に忘れて真逆のことを言いだしたりします。また見栄っぱりの大ボラ吹きタイプももはや癖になっていて、話を盛ってるとか、事実を曲げて話すことに全く罪悪感がありません。それだけにタチが悪いと言えます。芸人さんなどがテレビ的に面白くするために話を大げさにしたり、ちょいちょい嘘を混ぜるのと近いノリがあります。

たとえば、高級車を持っていると話していたが、実は持っておらずいざとなると売ってしまったと言ったり、東大を出てると言ってたのに実は高卒だったとか。結婚前は大手企業に勤めていて高収入という話だったのに実はサラ金に追われていたり。こういう男性は、確かにあなたを射止めるためについている嘘ではありますが、考え方が、目的のためなら手段を選ばずというところがあるので、そういった相手の性質をまるごと愛せる自分かどうかを先ず冷静にチェックする必要があります。

このタイプはほぼ浮気をすると言っても良いかと思います。こうしたタイプのパートナーは間違いなくとばっちりで苦労します。その点を踏まえたとしても相手に光る魅力を感じるなら覚悟を持って付き合うことです。100%完璧なパートナーはいませんし、馬鹿正直、クソ真面目な方であれば融通が利かずに苦労するとか、実直過ぎてついていけないという場合もあります。

また根本的に嘘をつく人は、ちょっと心が弱い面がありますので、今後付き合いを継続する場合は踏まえておくべきです。図太いという見方もありますが、正面切って突っ切るという強さはありません。

男女に限らず、人間関係は相手の個性を認めることと、自分の個性や価値観をよく知って人と付き合うことです。上っ面でも心地良く付き合っていければ良いと思うか、多少ぶつかり合ってでも正直に真正面から付き合う関係を望むかは、あなた次第ですから、もし、結婚前である場合はよく立ち止まって考え直してみましょう。

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