脳梗塞になる深層心理との深い関わり No.9

この度、西城秀樹さんがお亡くなりになりました。

心からご冥福をお祈りいたします。心不全でお亡くなりになられましたが、晩年の西城秀樹さんと言えば脳梗塞に何度か倒れています。同時に晩年の西城秀樹さんは若い頃よりもさらに人格が磨かれ、その人柄が評価されることが多いですが、実はこのお人柄と、脳梗塞とは深層心理やスピリチュアル面でも非常に関わりがあるので、同じようなご病気に苦しむ方や、患者さんの周囲におられる方への予防線としてここに記しておきます。

脳梗塞はどんな心理が引き起こす病気か

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血液のスピリチュアルな意味

脳梗塞とは、脳に血栓ができてしまう病気ですが、脳の血が固まって血管が塞がるということです。物質的な原因は、高血圧や高脂血症などで起こるとされていますが、血というものをスピリチュアル的な意味で表すと「考え」「思い」「気持ち」など心や感情に近いものになります。

なぜかというと、血液は体内を循環することで様々な栄養や養分を体内に送り込みますが、これは人間の生きるモチベーションや行動基準、価値基準などは自分の考え、思い、気持ちなどの心の持ち方がエネルギーになるからです。

たとえば、失恋などで自己評価が急激で極端に低くなると、うつ状態になって元気が出ません。食欲すらなくなります。しかし、好きな人からちょっとでも優しい言葉や、評価の言葉をかけられると人間はその日一日がルンルンでやる気にみなぎり何でもできる気がして、実際に元気で活動的になりますよね。

また、聖書では「獣の血を飲んではいけない」という言葉が記録されていますが、これは本当に動物の血を飲むとか、輸血をしてはいけないという医療的な話ではなく、「獣のような品のない考えを自分に取り入れてはいけない」という意味なんです。

他にも血の色、つまり紅い色は「情熱」を表す色でもあり、「熱さ」も表しています。貧血の人は、自分が親や周りから愛されているという実感が持てない人に多いのです。

以上のことからもわかるように、血は人間の感情の根っこの部分を表している物質と言えます。

血の塊が血栓をつくる心理的な理由

感情や愛情、気持ち、思い、などを表す血が、固まってしまい血栓を作るということはどういうことでしょうか。

勘の良い人は、もうおわかりかもしれませんが、自分の考え、思い、気持ちがうまく自分を生かしていないという現象を表しているのです。血の流れがわるくなる、ということは栄養の吸収もままなりませんし、身体に支障が出てきますよね。そもそも血流が悪くなると肩こりや疲れに代表されるように「痛み」のサインが出ます。つまり、あなたに血栓ができるということは、「あなたの今の考え方は、あなた自身を痛めつけていますよ」という身体からのメッセージなんです。つまり「楽しんで生きていない」ということですね。

どういうことか。

たとえば、あなたが、周りにいるみんなのために一生懸命嫌いなことを無理して頑張るとします。みんなはあなたのことを「なんて素晴らしい人だ!」と称賛してくれますが、あなた自身も評価されて嬉しい部分もあるでしょうが、無理をしているのでやっていること自体で楽しんでいるわけではありませんよね。

会社などで、あなたが残業することで上司や会社は助かるかもしれません。社内の評価も良くなるかもしれません。しかしあなたは毎日残業のために睡眠時間は削られ、疲労はなくならず蓄積する一方であった場合どうでしょうか。残業代がついて経済的には助かる、会社の仕事は滞りなくまわるかもしれませんがあなたの心自身は「大変だ、きつい、辛い」という感情ですよね。そんな自己犠牲的な精神が強い人や、無理をして過剰に頑張る真面目人間ほど、血流が悪くなる病気になりやすい傾向があります。

脳や頭に問題が起こりがちな人の深層心理

では、脳についてお話しましょう。

脳になにかしらの問題が起こる人というのは、ズバリ、本音の心と、頭の考えが合っていない傾向が強いのです。

本音ではもっと自由に、子供のように天真爛漫に生きたいと思っているのに、常識観念や社会性を重んじるがゆえに「~ねばならない」「~すべき」という頭で考えたことを優先して行動していることによってストレスが生じて病気になっていくのです。

私自身、幼い頃から頭痛持ちでずっと苦しんできましたが、今にして思えばその原因は、心の本音の「自由奔放な志向」とは裏腹に「周囲と調和する」「争いごとが嫌だから自分が我慢しておこう」「ここは理性的にこうすべき」「人間かくあるべし」のような凝り固まった考えや、周囲に気を遣いすぎる性格からでした。頭痛などは比較的、我慢強い人に起こりがちな症状といえます。そしてやはり真面目過ぎる性格にも起因しています。

別の視点でいうと、スピリチュアル性が強い、精妙な感受性を持っている人にも頭痛持ち多いですね。対面する相手の念や波動を感じやすいので、無意識のうちに合わない波動を我慢していることが多いわけですね。

つまり、真面目さゆえに本来の自分の気持ちを押し殺してしまって、自分の人生を生きていない人に多く起こる病状なわけです。

脳梗塞になったら気づくべき身体からのメッセージ

脳梗塞で亡くなるケースのメッセージ

脳梗塞という病気は、ズバリ、自分の頭での考えと、感情が完全に自分自身を喜ばせない方向に向いている時に起こります。病気は身体からの「今のままではだめだよ」というサインであり、メッセージです。

脳梗塞は、死の直接原因にもなりますし、後遺症も多い病気です。ということは、つまり重大な身体からの強いメッセージでもあるんです。脳は身体への命令、指示系統を司っており、この脳の血管が塞がってしまうということは、あなたの考えや思いを止めさせようとしているということです。

「もうその間違った考えで自分に指示、命令して動くのはやめなさい」

という強い警告を表す病気といえるのです。「あなたは今、心が倖せではありません。楽しいと感じていません。そんな生き方をしていたら、どんなに世間的に立派な生き方をしていてもだめですよ。あなたは自分を痛めつけるために生きているので、そんな人生はもうやめましょう。」ということで、脳梗塞が死に直結してしまうのです。

脳梗塞で後遺症が残ってしまう場合の意味

脳梗塞で倒れたとしても、奇跡的に命は無事だったが後遺症が残ってしまったというケースの場合はどういう意味があるのでしょうか。

これは「生き方を変えるチャンスをもらった」と受け取るのが妥当です。後遺症の種類によっては、そのまま生きた方が辛い人生と思われるかもしれません。ぽっくり逝ってしまった方が自分も、残された家族にとっても良かった、と思う場合もあるでしょう。

しかし、これは神様の慈悲と考えましょう。なぜなら、後遺症によって生活は不自由になるかもしれませんが、そのことであなたはようやく「自分の人生を振り返ることができる」わけです。何かが不自由になることで、今までできた当たりまえのことができなくなるかもしれません。でも、できなくなったからこそ、今までと同じ生き方はしたくてもできないわけですよね。ということは、身体からのサインである「今までの生き方は間違っているよ。生き方を変えなさい」ということができるチャンスだということです。

脳梗塞になったらどんな生き方を心がければ良いか

先ずは、自分自身が本当に楽しむ生き方とは何なのかを徹底的に思い出してください。

脳梗塞になるような方は、とにかく本音と、頭の考えにギャップがあり、自分の人生を楽しんでいません。もちろん、それは全員100%とはいいません。例外はありますし、肉体的、物質的な理由でなる方もいますし、ある生き方を限定する計画の人生のためになる方だっています。ただ、基本的には真面目な考え方によって自分を痛めつけて自分の人生を生きていない方が多いのです。

善人であれば、周囲の人のことを考えすぎだったり、常識や道徳、良識にとらわれすぎてしまっているかもしれません。けして善人とは言えない方であっても、本当はもっと優しく甘い性格なのに、社会や会社で厳格性を求められてその使命を全うしようとして心にギャップをつくってしまっている場合もあるでしょう。

脳梗塞は、そんな自分を捨てた生き方でこのまま生きてもダメだ!という強いサインで、考え、感情を表す血液を止めてしまおうとするくらいの病気ですから、先ずは思い、考え、気持ちを緩めてあげてください。「~ねばならない」「~あるべき」「絶対~」「どうしても~」という凝り固まった考えは、一切捨てましょう。

そして、そうやったら自分は心の底から楽しい人生を送れるかを考えてみてください。真面目過ぎるのですが、自分の考えを貫く頑固者タイプではなく、社会のためや体面、常識や周囲を意識しすぎて自己の楽しみをそっちのけにしてしまう頑固者タイプなんです。善い人と言われる方ほど要注意ですね。

そういう方は、自分自身の心を喜ばせることに疎いわけです。後遺症が残ったとしたら、場合によっては周囲の介護も必要になるでしょう。でも、そこに甘えて、そういう他人からの愛や温かさをただただ感謝して受け取る気持ちだけも良いんです。

周囲の方はそこに無償の愛の学びがあるのですから、「申し訳ない、自分は何もしてやれない」と卑屈にならず、または、だから頑張らねば!とまた無理せずに、ただただ現状を受け入れて、その中での自分の感情を抱きしめてほしいと思います。ゆっくりとした時の流れを味わいながら、本当に、本音で、自分が楽しいと思うこと、自分が嬉しいと感じることを見つけていきましょう。

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