帯状疱疹が出る意味をスピリチュアル視点で紐解く No.7

帯状疱疹などの皮膚の病はどんなストレスが原因か

先日、カウンセラーの講習に行ったら先生が帯状疱疹となっていたことをお話してくれました。また私の母も以前帯状疱疹になったことがあったので、他人事ではありませんでした。

私自身は帯状疱疹の経験はありませんが、生まれつきアトピーであったためステロイド系の軟膏薬の存在を知るまで(普及するまで)非常に苦労しました。ですので、皮膚に関する病気については非常に関心があり、考察、研究してみました。

帯状疱疹が出てくるということは、リズブルボーさんの著書によれば「怒りの感情」が原因としています。しかし、実際帯状疱疹になった方を観察したり、インタビューしたとしても本人はそれほどの怒りを自覚しているようには感じられませんでした。共通して言えるのはやはり疲労、寝不足などで身体も心も疲弊しているということに対するストレスであることは間違いがないようですね。

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帯状疱疹は激しい感情を抑えていると出てくる

怒りの感情によるストレス、怒りの感情が吐き出せないでいると出てくるという話がありますが、私の母は性格的に「怒り」という感情があまりないように感じられました。先に述べたように実際に体験した人に共通しているのは、発症した当時は、本人にストレスの意識がないことと、体力的、精神的に疲労しているということです。

ということは、怒りという限定した感情というより、もっと抽象的に「激しい感情」というふうに解釈して良いでしょう。私の母の場合、温厚で感情の波があまり立たないタイプでありましたが、当時を回顧してもらうとやはり、仕事、育児、家庭環境のストレスなど、とにかく大変だったと語っていました。つまり「辛い」「苦しい」「疲れた!」「休みたい!」と非常に強く感じていたにも関わらず、経済的な理由やその時の状況でその状況から逃げるわけにはいかないという場合に「~ねばまらない!」「責任を全うしなければいけない!」という強迫観念が発動していたようです。

この強烈な強迫観念とストレスを自ら抑えてしまう点が、帯状疱疹を発症させる原因となっているといえるでしょう。

無理をして平然としていると無理やり身体がサインを出す

カウンセリングの先生の場合は、人前に立つ仕事もしており、経営者トップでもあります。そして一大イベントという絶対に投げ出すわけにはいかない立場で心身ともに非常に酷使していた状況だったそうです。疲労、寝不足、ストレスといった病気の原因となる3大要因が一度にまとめて抱え込んだ状態だったようで、しかも逃げられない、弱音も吐けない立場であったため帯状疱疹の痛みから、顔面麻痺まで起こってしまったのです。

日頃はご本人も「自分はストレス耐性が強い」と認識しておられたようで、ご自分でも驚かれていましたが、帯状疱疹というものはある意味、急性のストレスで発作的になるもののようです。

帯状疱疹になってしまったら

できるなら、帯状疱疹になる前に自分のストレスや感情に早めに気づいて、対策を講じるのが良いのですが、もし不覚にもなってしまった場合はどうすれば良いか。

まず自分のストレスの元凶を知る

ある医師が、「最近ストレスが多くてまいっちゃうよ!」という感じで自分でストレスを認識している状態ならさほど病気に至ることはないと言っていました。怖いのは、自分が今ストレスを感じていることに気づかないことです。

病気のスピリチュアル的な概念は、「今のままだと大変なことになるから気づけ!生き方を変えなさい!」という身体からのサインなので、病気は当然、本人が気づかないところで発症したり、進行します。

ですから、こうした病気はなまじポジティブ思考を心がけている人に多く出ます。辛くても、苦しくても、「いや、こんなことは平気だ。きっとこれは自分を鍛える修行なんだ!」とか、「こんなことでへこたれるような自分であるものか!明るく考えていれば良くなるのだ!」と考えてしまって、自分を痛めつけることを放っておいてしまうことが多いんですね。

自分で自分をポジティブに言い聞かせてしまう点に問題があります。冷静に自分の耐性や、人間の器を判断して「これはさすがにキツい!」と「今、大変なストレスになっている。」とストレスの原因を自覚して現状と対面していた方が防御になります。

辛いことを話せる人がいれば感情を吐き出す

帯状疱疹は、激しく強い感情を無理やり理性で抑え込むことが原因ですから、自分がストレスを受けている、ストレスで困っていることを自覚したらそのはけ口を見つけることです。

一番良いのは愚痴や文句を平気で言える人が近くにいることです。

伴侶であったり、親友であったり、先輩でも、誰でも良いので思いのたけを飾らずに吐き出せる人がいれば一番ベストです。しかし、そもそもそういう人がいないから帯状疱疹にまで至ってしまうので、その他の対策も考えておく必要があります。

自分が無条件で楽しいと感じるものを見つける

感情というものは、理屈は通用しません。どんなに正論であろうと「好きなものは好き」「嫌なものは嫌!」というのが人間です。ですから誰がなんと言おうと「これをやっているとなんだか楽しい」「落ち着く」「安らぐ」というものを自分で持っておく必要があります。

アルコール中毒や依存になってはいけないのですが、一時的にお酒を飲むことで発散されるならそれも応急処置としてはありだと私は考えています。しかし、帯状疱疹になるような人はお酒で発散できない方が多いというのも予想がつくので、何か、日頃から無条件に心が落ち着く趣味などを持っておくことです。カフェでくつろぐ、カラオケをする、携帯の電源を切る時間帯を作る、何よりも睡眠時間だけは確保するよう徹底する、美味しいものを食べる、でも何でもかまいません。

自分がやっていて楽しいことを平時から考えておきましょう。

思い切って休む

本当はこれが一番の策かもしれません。帯状疱疹になるような人は、そもそも生真面目で誠実な人が多く、とにかく仕事を抱え込みすぎる傾向が強いです。ですから、精神的に抵抗があるかもしれませんが、周囲に文句を言われるのを覚悟で、腹を決めて休んでしまう!という荒療治です。

休むことで、かえって気にしてストレスがたまると思うかもしれませんが、現状維持でも辛い、休んでも辛い、どの道を進んでも辛いのは変わらず、むしろ病気になった方が後々迷惑をかけたり、自由が利かない無駄な時間を過ごすということを考えたら思い切って休むことも非常に大切です。

少なくとも身体を休めることができるからです。身体が疲弊しているだけでも、普段は耐えられる精神的ストレスも耐え切れないことはいくらでもあります。人前に立つ仕事でワンマンショー的なものであった場合、自分が出なければ大変なことになると非常に恐怖に感じることでしょう。そういう時は無理やり、薬を使用して症状を止めてもらうのも手ですが、自分が出なければ誰かが死ぬという場面でもなければ、言い訳次第でなんとかなるものです。

もちろん、歌手だったり、講師だったり、代わりが存在しないような、あなたでなければ成立しない仕事であれば場合は、プロとして烙印を押されてしまうこともあるでしょう。しかしそれも運命としてあきらめることも大事です。

帯状疱疹が出た後の人生を方向転換することが大事

何度も言うようですが、病気は生き方変更を迫る身体からのサインでもあり、神様からのメッセージでもあります。

これは100%と言い切っても良いくらい、病気発症後は何かを変えるべきなんです。

これは内面のあなたの心からの悲痛な叫びであるわけですから。リズブルボーさんの著書で書かれているように、帯状疱疹が「怒りの感情」に起因していることだとすれば、それはあなたの深層心理が「こんなに私を痛めつけやがって!」というあなたの魂からの叫びとも解釈できるんです。

これは帯状疱疹に限らず、風邪レベルでも言えます。病気になるということは、何かがおそろかになっていたからなるのであって、何の理由もなく病気は発症しないということです。風邪であっても自分を労わらないことで免疫力が下がってウィルスにやられてしまうのですから。

どのような病気であっても、病気になったら、自分のライフスタイルを振り返ってみて下さい。そしてストレスをためないために必ず何かしら改善できるものがあるはずですから、人生の転機と考えて前向きに自分の人生を変えていきましょう。

帯状疱疹になりやすい人

最後に帯状疱疹になりやすい人の特徴を挙げておきます。

帯状疱疹は、逃げ出せない状況という切羽詰まった場面で、ストレスなどの激しい感情を抑え込むことで発症しやすいことから、非常に抱え込みやすく、感情を吐き出す場がない人、うまく感情を出せない人がなりやすいと言えます。

また、これは帯状疱疹に限りませんが、ストレスに気づかないポジティブ思考の人も意外になりやすいと言えます。自分の本心が頭で考えるポジティブな思考によって隠されてしまうからです。非常に責任を負う仕事をしていたり、寝る間もなく働くような人で不平不満も言わずに頑張っているようであれば要注意です。

上記をまとめると以下の特徴を持った人になります。

・責任感の強い人

・不平不満を口にしない人

・弱音を吐かない人

・仕事を抱え込んでいる人

・辛い状況でもポジティブ思考ができる人

・働きすぎの人

・キャンセルができない仕事をしている人

等々・・・

上記の特徴はまだごく一部ですが、当てはまる人は特に注意してみてください。

自分のストレスに先ずは気づくことです。

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