頚椎のヘルニアや、首を寝違える、首がこるなどで首が痛くて動かなることがあります。首がまわらないという言葉が昔からあるように、首の病気になる時の潜在意識と、スピリチュアルな意味をここでは解説していきます。
目次
首が痛くて動かなくなるのはお金のやりくりに困った時
首の病気になる時のストレスは、たいがい借金のやりくりや、返済の悩みなどの類です。「首がまわらない」という言葉がありますが、由来を調べると「借金のやりくりが大変で他のことを見ることができない」→「首が回らない」となったようです。
ですから、昔の人はスピリチュアルや深層心理の法則を知らなくても経験的にわかっていたんですね。そのような言葉が自然にできて現代でも使われているということは、首の病気で結果首が動かなくなる(まわらなくなる)要因が、お金のトラブルによることが昔から多かったという証拠にもなります。
肉体的な原因という視点でみると、首の病気は借金のやりくりのために脳がオーバーワークになり、結果頭を支える首の筋肉の強張りが続きます。首が硬くなり頭の重みを吸収する頚椎椎間板にダメージを蓄積して、それがいよいよ耐えられなくなるとヘルニアになったりするのです。
頚椎椎間板ヘルニアになりやすいのは、自営業の社長や個人事業主などトップまたは一人ですべてやりくりしなければならない立場の人が比較的多いといえます。頚椎にしても腰椎にしても、椎間板が潰れてヘルニアになるのはたいがい一人で責任や業務を背負いすぎる人だからです。
ですから、会社員であっても借金の返済に対して一人で頭を悩ませている人や、主婦やシングルマザーでも家計を一人で背負って借金のやりくりをしている人などは、本当に首が回らなくなる可能性が高くなります。
借金苦の渦中よりはちょっと落ち着いた時に病気が発症する
借金のやりくりでパソコンや家計簿とにらめっこをしていると首まわりが緊張してかたまり血流が悪くなります。その際に肩こりならぬ首こりや、首から背中にかけての筋肉や筋が痛くなることがありますが、頚椎椎間板ヘルニアなどは、腰椎椎間板ヘルニアと違って作業や仕事が一段落したタイミングで発症することがあります。
結論から言うと、張っていた緊張と気持ちが緩むことで悩める頭を支えていたクッションである椎間板が潰れてしまうのです。腰椎の場合は、重いものを持ったり、ふと前かがみになったりしたきっかけでヘルニアになることが多いのに対し、頚椎の場合は緊張の糸が切れたかのように、何でもない時に急にジワジワ痛みだすケースが割と多いといえます。
しかし、よく振り返ってみると必ず前兆があり、寝違えることが増えたり、「首が重い」「なんか首から肩が異様に凝る」「違和感を覚える」といった小さなサインがあるものです。今現在の段階で首がちょくちょく痛くなる、首がなんか疲れるといった症状を持っているのであればすぐに心身ともに休めるようにしましょう。
また物理的な要因としても、同じく姿勢を長時間続けるデスクワークなどはやはり頚椎ヘルニアの原因になります。1時間に1回は席を立って適度なストレッチや体操などをして首への負担を軽減させるようにすることも大事です。徹夜でデスクワークを数日間やり、一段落ついてようやくゆっくり眠れたと思ったら次の朝から首が激痛で起きれないなんてこともあります。
首はスピリチュアル的に何を意味しているか
首は身体の部位の中では頭(脳に)に次いで重要な役割を担っている部位です。首は頭と身体をつないでいるので、スピリチュアル的な視点でみると霊的なものと、物資的なものを同通させる役割といえます。もう少し現実的に言うと、考えていることと行動をつなげる役割を担っています。
借金のやりくりや重圧によって首が動かなくなるということは、頭で考えている算段がうまく現象化していないことを意味しているのです。つまり、収入を増やしたいと思って懸命に考えているのにいっこうに増えない、またはその算段が立たない。借金返済をなんとか早くしたいのになかなか借金が減らない、それどころか増えてしまって見込みが立たない状態です。こうなると考えと現実がうまくリンクしていない=首が機能していない、ということになるわけです。
また首がまわらないのではなく、首をまわしたくないというのが深層心理にある場合もあります。借金がかさみ、八方塞がりに陥ってしまうと他のまわりのことを見てる余裕がないのと同時にまわりを見るのが怖いという気持ちが出ているのです。借金返済の計画が立たない状況でまわりを見れば、様々なプレッシャーを目の当たりにしてしまうため恐怖があります。見たくない現実ばかりと対峙しなければなりません。借金取りの顔、家族の困った顔、世間体のプレッシャー、破綻の危機などまわりには向き合いたくないものばかりになってくるので、怖くて潜在意識が首の病気を創り出すわけです。
そうなると『首の病気』という正当な理由によって一時的に追われる生活から逃れられるわけですから、自分が病気を創ってしまっているといえます。
根をつめて考えすぎたりするとなりやすい首に関わる病気
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨と骨の間にある椎間板が飛び出して神経にあたる病気です。飛び出た椎間板が神経に当たることで神経が炎症を起こします。厳密にいうと神経根という部分に当たることで首から肩や腕まで痛みが出て、神経根があたる箇所によっては指先まで痛くなったり、ひじを曲げるのも困難なほど激痛になります。
飛び出した椎間板が大きかったり、神経に当たっている面積が大きいと、首がまわらないどころか動かせません。こうなると必然的に何も活動ができなくなり少なくとも炎症がおさまるまで安静にするほかないわけです。結局、潜在意識が悩みを解決することを避けて休息を欲したということになります。
肩こり
お金のことに関わらず、デスクワークでパソコン作業を長時間していると首、肩がこってきます。ほかにも職人的な同じ姿勢をとらなければいけない仕事をしていると肩こりになりますが、これにストレスが加わることで筋肉が硬直するわけです。こうなると血流が悪くなり痛みを覚えます。物理的な原因は今述べた通りですが、人はストレスを感じると血流が悪くなったり、免疫力が下がったり、肉体的な損傷を修復する力が弱くなってくるので、単なる肩こりの痛みでも油断はできません。
借金やお金のやりくりの悩みではなくても、頭を悩ますようなストレスが継続されると首に負担がかかってきます。骨や椎間板が故障する前に、肩こりのような筋肉の炎症や血行不良の時点で、身体からの黄色信号が出ていると認識して対策をとりましょう。
よく寝違えるようになる
寝相が悪く、首を変に曲げたまま長時間寝ていると『寝違える』という状態になり起きた際に首が痛くて動かなくなります。これなどは単に寝方が悪かったという原因だけのように思えますが、寝違える数日前から同じ姿勢でずっと悩むようなことがあると硬くなった首がちょっとした寝相にも対応できなくなっており、痛みによって首が動かなくなることが頻発するようになります。
これは実際に枕が高すぎるとか、横を向いて寝て角度がしっくりこなかったなどの物理的な要因はあるものの、そもそも首の柔軟性がなくなっているともいえるのです。赤ちゃんや幼児は首が柔らかいので、かなり首が曲がった状態で寝ていても寝違えて首に激痛が出るということはほとんどありません。それは肉体的に柔軟性があるわけですが、もとをたどれば精神や考え方がまだ柔軟だからです。
悩みをかかえて対策を考えすぎると、思考の視野は狭まり「こうしなければいけない」「これは無理だ」とか、既成概念にとらわれるようになります。こうなっていくと思考の柔軟性が失われていき、結果肉体の柔軟性もなくなりちょっとの変化に対応できなくなってしまうのです。
首の病気を予防するには
借金返済の方法や資金繰りなどで、とても心境的には休んでいられないのはわかります。しかし、首が痛くなるほどあれこれ考えている時はたいがい名案が浮かばずどうどうめぐりになっているはずです。人間のインスピレーション、良いアイディアはたいがいリラックスしている時に思いつくものですから、思い切って適度に横になるなり休息を積極的に取りましょう。
借金の悩みによって首が動かなくなる理由の1つは、前述した通り柔軟な思考ができなくなっていることが身体に表れているともいえるのです。ですから考えてもどうにもならない問題については、いったん悩みのループを断ち切ってカラオケに行く、散歩をする、人に電話をしてなにげない会話を楽しむなど、発想や行動を変えてみましょう。一人で背負い、考えすぎていると無意識のうちに視野が狭くなり起死回生の解決法がかえって浮かばなくなってしまいます。
特に、まったく関係のない友人や知人に、今抱えている問題を話してみることは気分転換や発散にもなるのでおすすめです。相手のなにげない一言や意見などが思わぬ解決につながることもありますし、自分も悩みを話して発散することで、良いインスピレーションを受けやすい状態になります。そうなると、頭が軽くなるような感覚になり首の負担もだいぶほぐれてきます。
もし頚椎椎間板ヘルニアになるような事態になってしまったら、とにかく心身ともにゆっくり休むようにして下さい。もちろん軟骨成分などのサプリを飲むなどして物質面での改善の努力はしつつ、追い詰められた自分の精神を解き放ち、一度開き直って思いっきり休息しましょう。
医者いわく、頚椎椎間板ヘルニアの手術は手術の中でも難しいらしく、非常にリスクが高いようですが、一方で安静にしていれば発症当初はかなり激痛の状態だったとしても3か月くらいで痛みが治まることが多いのも事実です。とにかく根を詰めず自分を許す心をもって休息する勇気を持ってください。
まとめ
・首が動かなくなる病気になる時のほとんどが、借金のやりくりなどお金にまつわる悩みで過度のストレスが原因。
・首の病気を発症するのは、借金問題で一段落した時などほっとしたり気が抜けた時に多い。
・首はスピリチュアル的には目に見えない考え(頭)と行動や現象(身体)をつなぐ大事な意味を持つ部位。
・頭のストレス(重み)に耐えられなくなると首が痛む。
・頸椎ヘルニアは経済的な悩みや資金繰りなどお金に関わる問題を一人で解決しようと背負い過ぎるとなりやすい。
・前兆として肩がこる、首の血流が悪くなり鈍痛がある、よく寝違える、などがあるのでその時点で休息をとるなど改善策をすみやかに実施すること。
・対処法(予防)として
〇根を詰めすぎない
〇適度な頻度で休みをとる
〇一人で背負い過ぎず誰かに相談してみる
〇休む勇気を持つ
私が頚椎椎間板ヘルニアになったきっかけは、運営を担当していた会社の融資を受けるための資料を3日間ほとんど寝ないで作成していたことがきっかけでした。私は経営に携わっており、融資を受けられないと会社にとっては危機を迎えるという状況でしたのでかなり根を詰めて取り組んでいました。
しかし、それはとにかくその場しのぎ的に融資を受けて乗り切るというものであったため、返済計画や事業が軌道に乗る算段のほとんどは理屈合わせのような感じで現実性がありませんでした。言葉だけ帳尻を合わせたような資料になっていましたし、私自身、実際これだけ融資を受けられたとしても返済できるんだろうか?という不安のもとに作っていたのです。
そんな付け焼刃的な申請資料でしたから、当然結果は却下。私の中では3日間ほぼ徹夜で作った資料が通らなかったショックと同時に、どこか融資を受けなくてほっとした気持ちもあり複雑な心境でした。そして次の日の夕方、突然首から右肩、腕にかけて激痛となって数日放置していてもいっこうに痛みが引かなくなりました。
病院に行ったらかなり大きめの頚椎椎間板ヘルニアになっていることがわかりました。とにかく「神経の炎症がおさまりさえすれば手術しないですむかもしれない」ということで、3カ月間仕事も休職し安静に過ごしたわけです。その間、コラーゲンのサプリを必ず規定量を飲みながら、ひたすら心も身体も休息させました。考えてみればそれまで4年間くらいの間、私は平均睡眠時間も短く睡眠も足りていませんでした。そこへきて融資の悩み、会社経営の悩み、徹夜などのストレスがマックスでしたから病気になって当然だったわけです。
結局私は会社の経営が困難となり退職したのですが、思い切って会社を去ったことで気持ちも心機一転となり、融資も結果的に却下になったおかげで会社の負債も出すこともなく頚椎のヘルニアも痛みはすっかり消えて手術は免れました。
とはいえ、ヘルニア部分がなくなったわけではないので、今も根詰めて頑張り過ぎると首が痛むことがあります。その時はすぐに気持ちを仕事から切り替えてリラックスするように心がけています。それによって首は今も痛みなく保てていますが、特にお金の問題は死活問題ですので単なるデスクワークの辛さ以上の精神的な負担があるわけですね。
会社を解雇されることも、クビになるといいますよね。それだけ首は生きるか死ぬかが関わる重要な部位であるため生活に直結するお金の問題が病気の引き金になります。一番はそうなる前にうまくやりくりすることですが、人生予想外の経済難に見舞われることだってありますから、そんな時こそ冷静に適度に休みながら対処するようにしましょう。