中国武漢発祥の新型コロナウイルスにより、世界の経済がストップするほどの大きな影響を各国に及ぼしています。新型ということと、生物兵器として人口的につくられたとの説が濃厚なこともあり、私たち庶民の心理面においても非常に大きな不安とストレスを与えているといって良いでしょう。
そこで本記事では、新型コロナに限らずウイルスそのものについて、個人レベルでできるスピリチュアルな面での対策をお伝えします。
そもそもウイルスとは
ウイルスというものは昔から多くの種類が存在していました。発見されたのは18世紀末ドミトリーイワノフスキーによるものとされています。一般の方には細菌とウィルスを同じようなものと考えている方が多く見られますが、まず大きさからまったく別物でウィルスは細菌よりもはるかに小さいものなのです。
以下、ざっくり違いをまとめてみました。
【大きさ】
ウイルス < 細胞
細胞の方が大きく、ウイルスは細胞の約1000分の1くらいの差があるほどはるかに小さいという認識で良いと思います。
【感染について】
ウイルスも、細菌も微生物という括りですが、細菌は糖や水などの栄養素をとり生命を維持し、自分で繁殖することができる通常の生物という印象ですが、ウイルスは生物の細胞の中のみ生きられますが、単体としては生き続けることも、繁殖することもできません。
ウイルスに感染された細胞は、ウイルスが増殖することで破壊され死滅します。しかし次に乗り移る(感染する先の)細胞が存在しなければウイルスは単体では生きることができない為、ウイルス自体もたがて死滅するわけです。逆に感染することができる限り生き続け、増殖し続けるということになります。
ウイルス:細胞に感染できなくなると死ぬ
細菌:独立して生きることができる
【治療の方法】
細菌は、抗生物質によって細菌の細胞を攻撃することで治療することが可能です。
ウイルスは、抗生物質は効かず、抗ウイルス剤というものが開発されない限り、基本的に治療ができません。ウイルスによる風邪に治療薬がないのはこの為です。(*一般的な風邪薬は症状を緩和するものであり治療薬ではない)インフルエンザに対するタミフルなどの薬でも、あくまでウイルスの増殖を最小限に抑えるだけで消滅させるわけではありません。
ウイルス:基本的に治療はできない
細菌:抗生物質が有効
一般的な予防方法
予防対策を考える際に、まず抑えておきたいのはウイルス、細菌という病原菌がどこから体内に侵入してくるかです。マスクやうがい、手洗いといった昔から言われていますが、ここではあらためて、なぜそうすることが大事なのか?をまとめていきます。
「飛沫感染とは」
これは既に風邪をひいている人のくしゃみ、咳などで出る唾液の中には、細菌やウイルスがあるため、その飛沫を吸収していしまうことで感染してしまうということです。
一般的に人から人へ、風邪がうつらないようにマスクを着用するのは、この飛沫感染を防ぐことが主な理由であるといって良いでしょう。これはウイルス、細菌、ともに注意が必要です。
飛沫感染予防法:
マスク着用、咳エチケット、相手との距離を保つ
「経口感染とは」
主に食べ物から侵入する可能性があります。すでに感染されている食材を食べることによって感染してしまうというパターンです。古くなった食材や、よく洗っていない食材などはカビが生えていたり、悪性の細菌が繁殖している場合があったりするので、ちょっと不安な場合はなるべく食べ物に火を通してから食べることが予防になります。生の食材を食す場合は、特に新鮮で清潔なものを食べるようにしましょう。
経口感染予防法:
食材の清潔度などよくチェックする、調理前の手洗いの徹底、食事前の手洗いの徹底
「接触感染とは」
これは胃腸炎などを引き起こす感染力の強いウイルスによくある感染経路ですが、感染者が触れたものにウイルス、細菌が付着して同じものを触ってしまうことで感染してしまうというパターンです。ドアノブ、エレベーターのボタン、手すりなど手で直接触るものに付着していることが多いため、無意識のうちに手に触れてしまい、その後自分の顔などを癖で触ってしまう等の一連の動きによって感染します。
接触感染予防法:
むやみに触らない、人との濃厚接触を避ける、まめな手洗い、身の回りのものを清潔にする
「空気感染とは」
空気中に漂っているウイルスや細菌を吸い込んだり、皮膚などに付着することから感染に繋がるパターンです。ウイルスは細胞の中のみ生き続けられるので、基本的に空気中に独自で生き続けることはできません。しかし、ウイルスの種類によっては数時間は生きられるものもあるため、その為に換気が重要になってきます。
空気感染予防法:
うがい、外出から帰宅後シャワーを浴びる、屋内にいる場合は窓を開けて換気をよくする
スピリチュアル予防法
以上、ウイルスについて基本的なことを、できるだけ簡単にまとめてみましたが、結局のところウイルスには治療法がないので、予防に抜けが出てしまうとどうしようもありません。特に新型のウイルスについては、物理的な予防や対策などにも限界があるでしょう。
そこで、人間本来の治癒力としてスピリチュアルな予防法をもって対抗するしかありません。それはつまり、『免疫力を高める』ということです。精神論といってしまうと、どうしても「闘病」のイメージを持たれてしまうので、シンプルに『明るく前向きに楽しく生きる』というように認識していただければと思います。
ウイルスは生態系を維持する役割がある
ウイルスというと、人に害をもたらすものというイメージがありますが、菌にも善玉菌、悪玉菌という言い方があるように実は良いウイルスも有益なものもあります。生態系や食物連鎖に非常に深く関っているウイルスがあり、そのウイルスが存在しなければ今人間が享受している大自然の恩恵のいくつかがなくなってしまう可能性もあるわけです。
ウイルスの研究をされている高知大学教授の長﨑 慶三先生によると、海洋ウイルスなどの中には、プランクトンを死滅させることで赤潮を防ぐという役割をするウイルスがあるといいます。赤潮という現象になることは、プランクトンが異常に増えすぎてしまうことで、今度は海洋に住む生物が生存できなくなってしまう事態を引き起こしてしまうことを意味します。
ということは、通常時、生態系を保つことに貢献しているのはプランクトンに感染して一定量死滅させているウイルスということになります。プランクトンの立場からすると、自身を死滅に追い込む海洋のウイルスは害悪でしかありませんが、海洋全体、地球全体のバランスを保つという神様視点でみると重要な役割を果たしているわけです。
ウイルスがとっている行動をシンプルにまとめると、『死滅させること』ですが、それが生物全体としてのバランスをとるための、おおいなる『死滅』を意味しているということです。
ウイルス性の病気が流行する背景
新型コロナウイルスは、中国の軍事的な理由で人工的につくられたものと言われていますが、それらの理由も含めて、世界的に流行したということには必ず人類としてバランスを欠いた問題があったと考えられます。
新型コロナ等伝染病(感染症)のスピリチュアルな意味http://shiawasekyouyu.com/2020/04/09/post-795/
現在、新型コロナウイルスが猛威をふるっている原因として、上記記事とは別に、世界の人口が異常に増えていることも気になります。これは前述したように、プランクトンの増殖を抑えるためにウイルスが活躍しているという現象に、非常に近いものを感じます。
スピリチュアル視点と法則の面でこの現象をみると、今までのまま、世界の人口が増え続けることは地球全体にとってよろしくないということを物語っているのだと思います。特に単に人口という数の問題だけではなく、発祥地にも意味があり、何か問題を解く鍵があるといえます。
特に新型コロナウイルスの場合は、人工的につくられたということを仮定した場合、その動機に問題があるということがはっきりします。つまり、軍事用(人を殺す目的)で研究されていた場合は、そこに殺意という思念が加えられるため、殺傷能力の高いウイルスになることは納得できるわけです。
ただ、スペイン、イタリアなどヨーロッパに中国医療チームが入国した際に、意図的に感染力や殺傷能力の強いウイルスをばら撒いたという説もあり、この度の新型コロナウイルスの拡散については、自然の摂理とは言い難い面も多く、まだはっきり解明できないのが正直なところでしょう。
結論は免疫力を高めて防御すること
信じる心を養うと免疫力がアップする
ウイルスから身を守る方法は、先に述べた一般的な予防法の徹底と、万が一体内に侵入を許してしまったとしても免疫力を高めておくことで被害を最小限にくい止めることです。
免疫力を高めるために、一般的に推奨されていることは次の通りです。
1 十分な睡眠をとる
2 栄養バランスの良い食事
3 適度な運動、規則正しい生活
4 ストレスを溜めないこと
これにスピリチュアル的な観点で、もう1つ加えるとするならば
5『ポジティブに未来を信じる心を持つこと』
が入ります。特に、未来を信じるという部分は『神様を信じる』『神を信仰する』という事に置き換えても良いでしょう。ウイルスの役割である『世界の秩序を乱す結果を生む増殖を止めるための死滅活動』が、自然作用だと考えれば、逆に世の中(全世界)にとって有益な行動を考え、実行していく人間には、その抗体ができるということです。
恐怖・不安は免疫力をダウンさせる
逆に、ウイルスに対して必要以上に不安になったり、恐怖を感じたりすることは「未来を信じられない」「神様なんか信じられない」という思いが根底にあります。コロナに対する恐怖や、経済的な不安がストレスになり、免疫力を低下させるのです。マスコミはとにかく視聴率や読者をひきつけるために、恐怖心を刺激する報道ばかりします。また政治家の方なども一部を覗いて、責任問題や注目を浴びるためにネガティブ情報を大袈裟に言ったりします。
そのような情報を耳にしてしまい、少しでも不安になることが、結局免疫力を下げてしまうのです。免疫力がダウンすると、ウイルスの侵入を許してしまうことに繋がり、結果感染拡大に繋がってしまいます。また活動自粛要請のため、経済的不安に陥ることが最大のストレスではないでしょうか。
このような時に、国のせいにして愚痴や不平不満を言ったり、「政府が〇〇してくれないからだ」とか「会社のせいで・・・」といった文句を言う心もまた、前向きとは正反対のネガティブ発言であるため免疫力が下がります。念が強い人だと、こうした愚痴、不平不満で癌になるので要注意です。
この逆境を活かしてもっと良くなると思えるか
ストレスを溜めず、ポジティブ思考になって免疫力を上げる場合、建設的な考え方をすると良いでしょう。具体的には、「コロナのせいで人生が苦しくなった」と嘆くのではなく、「この逆境を利用して、今まで以上に生活を良くできる!」と考えられるかどうかです。その思考の違いが、生き残る人と病気にかかっていく人との分かれ道だと思います。
人は、動物的な保身の本能で、現状維持を好むものですが、コロナ前に戻ろうとするのではなく、これをきっかけにコロナ以前より数倍良くしようと考えることが『前向き』といって良いでしょう。そういう人であれば、新型コロナに限らず、ウイルスそのもの非常に強い免疫力をつけることができます。
そして、そうした前向きな思考に至るためには、ぜひ瞑想なども生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。静かな時間をとって、心を穏やかにリラックスして深呼吸をするだけでも免疫力が高まります。
まとめ
・ウイルスは地球にとっては1つの機能
・ウイルスは生態系などのバランスを保つ役割をもっている
・ウイルスの特性は『死滅』だが、それはある種族だけが極度に増殖しないための阻止作用として必要
・ウイルス感染を最小限に抑える予防法は免疫力を高めること
・『信じる心』を強く持つと体内で抗体ができる
・瞑想やリラックスすると免疫力が高まる
・愚痴、不平不満、文句を言うと免疫力が下がる
・世界に貢献できる自分になろうとする
1つ、注意点としては、信じる心で前向きになり、瞑想によってポジティブになることで、予防観念が緩んでしまってはいけません。そこが難しいところですが、要はできる予防は徹底的に行いつつ、ウイルスを恐れず前向きに積極的に行動することが肝要ということです。
またウイルスの特性は『生態系破壊に繋がる種族の増殖を死滅させること』ですから、それを人類に置き換えてみると、「こういう考え方を持つ人間が増殖したら世界が破滅してしまう」と思うような人類になってはいけないということです。逆に「こういう人間が増える分には世界・地球にとって良いことだ」と思うような人間になることを目指すことで、ウイルスをはじき返すことができるでしょう。
過去の歴史をみても、世界的にウイルスによる疫病が流行する時は、なにかしら『地球に生きる人間』として非常に問題がある時です。個人においても、そうした視点を留意して、生き方、考え方、思考を振り返ってみましょう。自我自欲を捨てて、世界に貢献するような志向性を持てば、おそらくウイルスには負けないはずです。
~ベルダ・エテルナ出版 発刊のお知らせ~