太り過ぎる人(肥満症)の性格と傾向 NO.41

太り過ぎ、メタボの人はとかく内臓の病気を引き起こします。また体重の重さで腰痛にも悩まされることも多いでしょう。太り過ぎは病気の根源でもあるのでいち早く痩せた方が良いのですがダイエットの90%は失敗するため病気の深刻な原因といえます。ここでは太り過ぎになる人の性格と深層心理を考察し対処法をお伝えします。

人はなぜ太るのか

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

新陳代謝が悪くなるから

人間は早い人では20歳くらいをピークにだんだん代謝が低下していきます。30歳くらいを過ぎるとほとんどの人が太りやすくなり、痩せにくい自分の身体を自覚するようになるでしょう。その後は年を追うごとに年々代謝が悪くなっていくのは自然の摂理といえます。

ですから、食事の量は同じでライフスタイルも大きく変わらなければ人は20歳半ばくらいから50歳半ばくらいまでは自然に太っていくようになるのは当然なのです。20歳頃の体重と比べて50代の体重が5キロから10キロくらい増加していてもけして不思議なことではありません。

あきらかに太る速度が早い場合

しかし、そうはいってもある時期を境に急激に太る場合があります。それはあいらかに自然な太り方ではなく、いわゆる激太りと分類されるものといえます。半年くらいの間に5キロ以上体重が増加してしまう場合などはおかしいと考えて良いです。

もちろん、2~3ヶ月の間に3~4キロ太るのも自然な代謝低下によるものとは考えられません。この場合、ご自身で自分の生活様式を振り返り何が原因か考えてみましょう。たとえば現場で肉体労働の仕事をメインでやっていたのに、人事異動で事務職に異動になったなどの理由や、引っ越しなどでそれまで定期的にスポーツジムに通って運動していたのに急に行けなくなってしまったなどの理由で運動不足になってしまう場合は急激に太る場合があります。

また食生活においても、営業職などで毎晩飲むようになったり、居酒屋で夜遅くまで高カロリーのものを食べる生活が急に増えたりする場合も、急激に太ることがあります。

なぜストレス太りという現象が起こるのか

前項のような生活様式の違いがまったくないのにも関わらず、体重が増加したり、体脂肪率が増える、内臓脂肪が多くなるといった急激に肥満になってしまう場合、『ストレス太り』も考えられます。仕事や家庭を含めた人間関係などで精神的なストレスや不安を覚えると胃に痛みを覚える場合が少なくありません。それはけして激痛ではなく極度の緊張などで起こるような腹痛に近いものといえるでしょう。なんとなく胃がキリキリするといっ軽い痛みの感覚であってもその痛みを回避するために胃袋に何か入れて、強くなった胃酸による炎症を軽減させようと本能的に食事を多くとってしまうのです。

胃を空っぽの状態でストレスを感じると胃潰瘍になったり、胃炎や逆流性食道炎になったりしますが、常に何か食べて胃袋の中に内容物を入れておくことで胃壁を守ろうという深層心理が働くわけですね。その心理によって食べても食べても満足せず、食事はだらだらと多く食べてしまい、間食をするようになるのです。

ストレス度合いが究極まで強くなると、今度は逆に食欲もなくなり拒食症になったりしますが、過食症になる場合はその一歩手前のストレス度合いと考えても良いかと思います。

薬による肥満症もある

前述した生活様式の変化や、ストレスとはまたちょっと違う理由として、ステロイド系の薬や精神疾患に処方される抗うつ剤などの類の薬は内臓に脂肪をつきやすくするといいます。それらの薬の長期服用によって太りやすくなっていることも考えられますが、そもそもそうした薬を必要とする病気になっている時点でおそらくなんらかのストレスがあるでしょうから、極論とすればやはりストレスによる肥満ともいえるかもしれません。

太ることのスピリチュアル視点での意味は

自分に甘くなってくると太る

スピリチュアル視点で肉体を見た時に、太るという現象はけして悪い意味でとらえられるものとは限りません。シンプルに体重が増加するということはその人のエネルギーやパワーといったものがアップするので単純に精神面で強くなるといえるのです。ちょっと違った言い方をすると神経が図太くなるとでもいいましょうか。

ただし、太ったを通り過ぎて『太り過ぎ』になると、実際に健康に支障が出てきますので、その場合のスピリチュアルな意味は別と考えなければいけません。極度に太ってくる場合というのは、深層心理的には自分自身に甘くなってきていることを表します。

運動がおっくうに感じてきたら要注意

まず普通に考えても、運動をしている人は急激に太ったりしません。今まで運動をしていたのに、だんだん仕事での疲労が蓄積してきたり、年齢を重ねると運動することがおっくうになってくるものです。また仕事の忙しさにかまけて、運動している時間すらないと言い訳をしてだんだんサボるようになってきます。

スピリチュアル視点でみると、この「面倒くさくる」「忙しいから今日はサボる」といった怠け心が1週間のうちに複数回出てきて実際運動をしない日が出てくるようであれば、これは立派に悪霊が近づいてきている証拠といえます。

悪霊という存在は、まず運動や筋力トレーニングが嫌いなのです。訓練、修練といった地道な努力を嫌う傾向があり面倒くさがりなのです。この怠け心に負けて「今日はいいよね」と1日サボると、2日目サボる誘惑が来ます。この繰り返しでだんだんサボるようになるのですが、そうなっている時点で悪霊といわれる存在の思うつぼになっているのです。

悪霊は、自分が努力嫌いなので地道に努力をやっている人をなんとかそそのかして、自分と同じ怠け者の仲間をつくろうとします。これは仲間が増えれば増えるほど自分の怠け心を正当化できるような気がして落ち着くからです。ですから、運動を毎日続けるのは誰だって辛いことですが、本当にサボるようになったら黄色信号と考えてください。

ただし、大病後や大怪我後などあきらかに体調を崩した場合は無理してはいけません。ここはあくまで中道の考え方をしてほしいのですが、無理をしないで自重して休むこととサボることはまったく違うので要注意です。

美意識の低下

タレントの東山紀之さんは元アイドルということもあり、非常に美意識が高く40代以降でも体形を維持するために毎日腹筋を200回やっているそうです。東山さんに限らず、芸能人は自分が商売道具ですから体形や容貌が醜くならないように人知れず努力していますし、アーティストと呼ばれる一見ひ弱そうに見えるミュージシャンであっても、実はジム通いをして体力を落とさないように鍛えていたりするのです。

肥満になるということは、そうした自分に対する美意識の低下と、仕事に対する美意識の低下も考えられます。体調管理も仕事のうちというのはどの仕事でも共通なはずです。肥満になり糖尿病やその他の成人病などにかかったら仕事に支障がでます。仕事を続けようと思えば危機管理意識が働いて自ら運動をして体調管理に励むものです、

美意識が低下するということは、究極的なことをいえば人間としての尊厳を持たなくなるということで、自分が豚のようになっても平気になってしまうということを意味します。そういった人が死後魂だけになると、姿形が本当に豚のようになってきて通常の霊から見るともはや動物の豚にようにしか見えない姿になってしまうのです。

太り過ぎでなりやすい病気

肥満自体は病気とは呼べませんが、肥満になることで様々な病気になる可能性が高くなることは事実です。以下は肥満になることで間接的になりやすいとされる主な病気です。

・糖尿病

・心臓疾患

・肝臓疾患

・高脂血症

・高血圧症

・膝関節痛

・腰痛

・動脈硬化

・ED

以上はメジャーなものですが、この他にも細かく挙げればきりがないでしょう。

愛情を欲っして得られない場合も太りやすくなる

愛情を欲している時には太りやすくなります。なぜなら、深層心理で愛情を求めていると甘い物が食べたくなるという傾向があるからです。ライフカラーカウンセリングにおいても『母親心』という愛情に関する心理の数値が高くなると甘い物を欲するようになるといわれています。

子供が甘いものを好むのは、生物学的に母乳の甘さに近い味覚を基準に安全なものを本能的に食べ分けられるようになっているからだという意見もありますが、深層心理の面からいえば両親の愛情を欲する時期であり、また与えられて健全な精神が育つようにできているからです。

ただし、その『甘味を好む』『甘い食べ物を欲する』という意識が砂糖の多い加工物を食べる要因になったり、お菓子などのジャンクフードを多く食べてしまう因果になってしまうので本来であれば健全な愛情を与えてもらうパートナーを見つけることも重要になってくるのです。

どうしても他人から愛情を得られないという人の場合は、ペットを飼うようにしましょう。愛情を欲するという心理は何も与えてもらうというものだけではなく、自分も愛したいという欲求でもあるのです。ですから、対人間に対してはこちらの愛が一方通行だったりするとかえって心が傷ついたりしてストレスになりますが、ペットという動物に愛情を注ぐことに対しては誰も見返りを求めようと思わないですよね。

たとえば猫や犬などを思いっきり可愛がれる対象を持つことで、深層心理面での欲求不満を満たして、食欲がおさまることもあるのです。

太っていることのメリット・デメリット

メリット

太っていることのメリットは以下の通りです。

・神経が図太くなる

・心がおおからかになる

・いざと言う時にパワーが出る

・心が広くなる

・落ち着く

・小さなことで気にしなくなる

デメリット

太っていること、太り過ぎのデメリットは以下の通りです。

・面倒くさがりになる

・人の気持ちに鈍感になる

・暑がりになる

・心の美意識が低下する

・機動力がなくなる

・細かいことに気を配れなくなる

・病気のリスクが高まる

なぜダイエットは失敗するのか

『ダイエット』というものは日常と違うことをするからこそダイエットというネーミングがわざわざされているわけです。ということは、非日常なことであるという時点で、永続性がないということが宿命づけられています。ですからダイエットと呼ばれるものはダイエットである時点で絶対に続かないものといえるのです。

では、痩せるまたは太らないようにするにはどうすれば良いか?というと、ライフスタイルの中に痩せるような行動を取り入れて日常化してしまうしかありません。意志が強い人であったり、目標に対する強い達成願望を持てるような人であれば、週に3回はジムに行くとかプールに行くなどの運動を習慣化すれば良いでしょう。

しかし、そもそもそれができる人が多いのであれば誰も苦労しません。本来であれば家でも腕立て伏せを10回程度や、スクワットを30回、腹筋20回くらいはやることを習慣化できれば良いのですが、仕事から帰ってから家でほっとした時になかなか運動をやろうという気持ちにはならないでしょう。

毎日通勤時(帰宅時)に一駅分多めに歩く

ですから、王道ではありますが仕事帰りに一駅遠い駅で降りてそこから歩いて帰宅するようにしてみましょう。

安くて良いので万歩計を購入するか、最近ではスマホのプリセットアプリに万歩計機能があるのでそれらを利用して1日1万歩くらいは最低でも歩くようにしましょう。その際に携帯でもデジタルオーディオプレーヤーなどで音楽を聴きながらだったり、ラジオを聴きながら歩くと多少は楽しみながら運動ができるのではないでしょうか。また毎回違う景色を楽しむようにコースを日々変えていくのも良いかと思います。

歩くということは、水中歩行の次いで安全な運動法です。本来なら水中歩行を毎日やれれば理想的ですが市民プールにわざわざ行くという時点で挫折する人も多いでしょうから、通勤時に歩くということをお勧めします。特に帰宅時の際に歩くのは良いでしょう。これから出勤という時は時間に余裕もないでしょうから、帰宅時にあとは家に帰ってくつろぐだけという状態の時にウォーキングをするのがベストだと思います。

これは数ある日常運動の中の1例ではありますが、自分なりに楽しみばがら運動ができる方法があればぜひそちらをお試し下さい。子供の頃は学校で必ず体育の時間というものがありましたが、それが大人になるとなくなるので自己管理で同様の運動はしていかないといけないということですね。継続的な運動は、老齢で筋肉量は落ちて転倒するなどのロコモティブシンドロームを少しでも回避する施策にもなります。30代、40代からの運動はそういう意味でも非常に重要な役割になってきます。

激しくやり過ぎる必要はありませんので、毎日1万歩歩くくらいの運動は必ず行うようにしましょう。

まとめ

・太り過ぎる時は自分に甘くなっているので、心を入れ替えて自分を律する

*中道へ調整

・ストレス太りは胃を守るために食事を多くとるために起こる

・愛情を注げる存在(ペット)をつくって自身の愛情を満たすと甘いものを欲しがらなくなる

・生活様式の中に必ず長期継続できる運動を取り入れる

太ることに限らず、太り過ぎや痩せすぎなど体形面でも「~過ぎ」となってきた場合は、心理面でも中道から外れてしまっていることがほとんどです。今回のお話のように『太り過ぎ』『肥満』になるということは、生まれつきのホルモンバランスや何か特殊な事情や持病などでなければ、ほとんどの場合食べすぎか運動不足か睡眠不足の3つの項目のどれかに問題を抱えているはずです。まずはまっとうに規則正しく生きること意識してみてください。

食事は決まった時間に朝・昼・晩にとること。

毎日必ず1万歩歩く相当の有酸素運動をすること。

毎日決まった時間(例:23:00)に就寝すること。

極めて当たり前のことですが、この当たり前の規則正しい生活こそが難しいのです。この3つが乱れているからこそ妙に食欲が増したり、代謝が急激に鈍くなったり、ホルモンバランスが悪くなったりするのです。この他にもミネラルを摂るなど、生活改善の方法はいくらでもありますがまずはこの基本の生活を1年間するだけで肥満の方であれば体重は必ず減ります。

変な即効性の強いダイエット法も良いですが、適正体重にして保つということはダイエットという特別なことではなく、日常生活の生活の延長線上でキープしていくことが大事です。よく考えればやってできないわけがないでしょう。ぜひ肥満症で悩まれてるようであれば規則正しい生活を試してみて下さい。

~健康講座開催のお知らせ~

講座タイトル : 「心と身体・病気の法則」 Dillonの健康リテラシー講座

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。