NO.50 糖尿病の原因をスピリチュアル視点でみる

糖尿病とは、体内の糖質をエネルギーに転換するインスリンという物質が機能しなくなる、もしくは少なくなることによって糖質をエネルギーに変えることができなくなる病気です。

インスリンが機能しなくなると、血液中に糖が溜まります。糖が血管に溜まると活性酸素が発生し血管を破壊していくのですが、そうなると血液中の栄養や酸素が行き届かなくなり手足の壊死、失明、腎臓に不具合が生じてくるのです?

ではなぜ糖尿病になってしまうのでしょうか?糖尿病の病創心理を考えていきましょう。

糖尿病のスピリチュアル的な意味とは

糖尿病が表しているスピリチュアル的なキーワードは『節制』です。

糖尿病の、肉体的な原因としては肥満が挙げられます。内臓脂肪がつき過ぎることでインスリンの機能を抑えてしまう物質が分泌されるため糖をエネルギーに変えることができなくなってしまうわけです。

インスリンという物質がスピリチュアル的に何を表しているかというと、他人からの優しさ、親切、情などを適切に自分の活力やエネルギーにしようとするする心です。

つまり、インスリンが機能しないということは、本来活動するための活力や気力にしなければならない優しさ、親切、情などを怠心で無駄にしてしまうということです。言い換えると打っても響かない心といいましょうか。

糖質は甘い味がしますが、甘さは優しさや愛情を表します。糖が血管に溜まって活性酸素を出し、神経や身体の機能に障害を起こすということは自分への甘さや他人からの愛情を自分を甘やかしたままで駄目にする方向にする思考ということになります。

本来エネルギーの素であるはずの糖(愛、優しさ)を自分を高める活力やモチベーションにせず怠心を増長させてしまい、節制する心やストイックさ、何かを我慢する忍耐力がなくなってくると糖尿病になることがあります。

糖尿病にかかると否応なしに節制を強いられます。食べたいものを我慢する、食べたい量を抑える、運動をしなければならない等たくさん出てきます。怠心を中道へ補正するためのスピリチュアルな意味が糖尿病にはあるのです。

糖尿病の原因

糖尿病のスピリチュアルなキーワードは『節制』ですから、やはり節制が苦手で何かを自分で我慢することができないとなりやすい病気といえたす。その他医学的には遺伝的要素が強いといいます。

遺伝の要素が強いということは生まれつきなりやすい体質なわけですから、先天的な原因の割合が強いと思われるかもしれません。

糖尿病に限らず先天的な病気は深層心理と関係ないように思われがちですが、個性や性格は生まれる前から決まっています。

生まれつきのものは、実は過去の転生経験の結果として、そのような性格を作り出してしまったものともいえるのです。

たとえば貴族に何度も生まれて、何不自由なく欲望のままに食欲を満たしていると食べることを我慢できなくなります。一方で武芸や学問など自分を鍛えることをしていればまだ良いのですが、放漫な生活ばかり続けていた場合は次の転生で糖尿病になりやすい体質になることもあります。

糖尿病の心の面での治療

糖尿病の治療はとにかく節制ですが、同様に心の面でも高いものを目指してストイックなライフスタイルを送ることは治療の効果を高める上でも重要です。

娯楽や好きなことばかり求めるのではなく、自分を成長させるために◯◯はやらないようにする、または◯◯は毎日必ずやる!というような自分との約束ごとを決めてストイックに生きることが大切です。

もちろん、日頃から節制しなければならないでしょうからたまには好きなことをして発散することも大事です。要はバランスであり、中道を守るということです。

糖尿病は別の言い方をすると、極端な思考や行動をしがちな性格の人がなりやすいといえるので、時に引き締め時に緩めるというさじ加減を自分でする気持ちを持つことが大事といえます。

糖尿病を予防する心の持ち方

ここまで読んでいただければ、もはや予防する心の持ち方はすぐおわかりでしょう。

極端な思考や行動を正して、ストイックな生活をすることです。遺伝的な原因が考えられる場合は体質がなりやすくなっているため難しい部分がありますが、それでも節制する習慣を持っているとかなり予防できるのではないかと思います。

肉体には、糖質管理をした食事と内臓脂肪を減らすための運動が対処療法になりますが、これは自分への甘さと優しさをはき違えず、やる気や情熱、高い目標を持って精進することを表します。この世というものはスピリチュアル視点でみると心を鍛えて人間性を高めるためのものなのです。病気というものには必ずメッセージがありますが、堕落ではなく精進、成長を目指して中道を踏まえつつストイックな生活をしていると症状は良くなります。

糖尿病を克服した横綱

昔、大相撲で隆の里という横綱がいました。おしん横綱と言われて糖尿病にも関わらずストイックな鍛錬によって克服し横綱までのぼり詰めました。

隆の里はとにかく極端な性格で、妹さんを病気で亡くした際に本場所中であったため死に目に会うことができずその落胆もあり、毎日とんでもない量のビールを飲んでいたそうです。

そんな極端な生活のツケで糖尿病になってしまい、引退も考えたそうです。そんな時に親方が主治医に対して「先生どうかあいつを治してください!あいつは糖尿病さえ克服できれば関脇、大関にもなれる器なんです!」に懇願していたことを聴かされます。

親方が糖尿病になった自分を見捨てるのではなくあきらめずに期待してくれていることに深く心を打たれました。そこで心を入れ替え一念発起。自ら糖尿病に関することを徹底的に調べ上げ漢方博士と呼ばれるほどにもなり、持ち前の極端な性格がうまく作用して徹底的に節制します。

そして稽古に励んだわけです。特に千代の富士に対しては闘争心を燃やしそこでも徹底研究で攻略。そうしたストイックな精進で糖尿病を見事克服して横綱に登り詰めたのです。

食欲を我慢できなくなったら要注意

肉体的なメカニズムでも内臓脂肪がインスリンの機能を邪魔する物質を分泌することで、様々な身体の不具合を発生させます。

ですから先ず具体的な予防策としては必要以上に食べすぎないことです。自分の身長から適正体重を知り、その体重に近づけたら後は増減なくキープすること。

それと同時に深層心理の面では、我慢する心と、ストイックさ、精進して自分を高めようとする心を持つこと。

食べ物だけではなくすべてにおいて節制生活を心がけること。

以上の3点が糖尿病予防で肝心な心構えになららます。

糖尿病はサイレントキラーと呼ばれるほど、病気がゆるやかに進行していくので、気づいた時には足を切断しなければならなかったり、失明したりするので非常に怖い病気です。

仮に家族に糖尿病になった人がいない場合でも(遺伝する可能性が少ない場合でも)安心せず、適度に節制する生活を心がけましょう。スピリチュアル視点でいうと、生活が豊かになったとしても我慢できない性格、節度がない性格を作ってしまわないように糖尿病という病気が存在しているともいえるのです。

まとめ 糖尿病のスピリチュアルな意味

・糖尿病は節制する意識や習慣がない人がなりやすい。

・我慢することができないか、自分に厳しくできない人もなりやすい。

・糖尿病予防は心と体の節制の習慣が必要。

・人の優しさに甘んじて自分は何もしなくなってしまう人は要注意。

糖尿病はまさに心身ともに心の癖や生活習慣によってなりやすい為、常日頃から精進の意識を持ってある程度のストイックさをもつことで予防ができます。

糖尿病のスピリチュアルな意味は、人間は、甘えが強くなって節度がない生活をしてはいけないという神様からのメッセージといえます。

自分を厳しく追い込み過ぎて壊れてしまうのもいけませんが、自分を緩ませ過ぎて欲のままに生きていてもいけないということです。

つまり放漫に生きた結果病気になるという法則が存在しているということは神様が望んでいないと言えるでしょう。

糖尿病は神様からの警告であり、病気は今までの生き方は身を滅ぼしますよというメッセージといえます。

心理面においても、

肥満(節制のない生活)→動くのがだるくなる(糖をエネルギーに変えられない)→運動不足(筋肉が落ちて動けなくなる)→糖尿病→生きていく上で支障が出る

という因果があるため、せっかく神様から与えられた人間という無限の可能性を1つ1つもぎ取られていくような状態になり、最後には目が見えなくなる、足の切断、要腎臓透析など不自由になります。

そうならないためにも、極端に走らず節制する癖をつけましょう。生まれつきインスリンが少ない方は非常に厳しいですが、心を変えることで体質が変わる奇跡の事例は数えきれないほど存在します。

希望を捨てずに日々中道を心がけましょう。

注意書き

病気の原因は厳密にいえば人それぞれ固有かつ複数の要因が絡み合っているものです。。本記事の病創心理説がすべての方に当てはまるというわけではないのでご理解下さい。その上で予防、治療の参考にしていただければ幸いです。

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