ミネラルの役割とスピリチュアルな意味 No.44

ミネラルをとることは大事だと知ってはいても、そもそもミネラルって何?という方も多いと思います。ここではミネラルがどういう働きをするものなのか?またどんな種類のミネラルがあるのかなどをスピリチュアル視点も交えて解説いたします。

そもそもミネラルって何?

ミネラルを調べると、鉱物とか無機物といった単語が出てきます。しかし、科学者でもなければ何なのかピンとこないでしょう。

無機物や無機化合物を簡単に言うと、『生命力を有さないが特定の機能を持った物質』と解釈していれば充分ではないかと思います。

ちなみに有機物と無機物の違いは、動物や植物などの生命を有するものから作り出されるのが有機物で、鉱物など生命を有さないものからとれるものが有機物という認識で充分でしょう。

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ミネラルの働き

特定の機能を持った物質であるミネラルですが、その特定の機能とはどんな働きでしょうか。

一般的にミネラルは人間にとって必要不可欠と言われていますが、大きな括りで言えば様々な種類があるミネラルのうちのいくつかのミネラルは必須であるということです。人間に必要なミネラルは主に16種類と言われていますが、16種類それぞれの種類については別途記事にいたしますので、ここでは割愛します。

人間にっての必須ミネラルとは、ざっくり言うと骨や細胞組織の生成であったり、血液を作り出すものであったり、免疫を作り出したり、保持したりするといった生命を維持するために必要な物質であるということです。

ミネラルが不足するとどうなるか

ですから、ミネラルが不足すると当然体調不良になっていきます。

また人間に必要なミネラルは体内に入り込んだ水銀や鉛など有害ミネラルと呼ばれるものや、人口化合物に含まれる石油由来の有害化学物質も体外へ排出する働きを持っています。そのためミネラルが不足すると、そうした有害な物質が体内に蓄積することになり原因不明の病気が発症したりします。

さらにミネラルが充分ないとビタミンやその他の栄養素をいくらとったとしても吸収率が悪くなるため摂取量の割に効果がありません。つまり吸収率に影響を与えるということです。とった栄養を体内でしっかり機能させる意味でもミネラルは大事な役割を担っています。

ミネラルの種類

人間に必要不可欠なミネラルの種類は16種類といわれています。以下は必須ミネラルの種類と1日に摂取すべき目安量(成人男女)です。

カルシウム:650~1000mg

マグネシウム:270~360mg

リン:800~100mg

イオウ:指標データ無し

カリウム:2000~2500mg

ナトリウム:男性80mg未満、女性70mg未満

塩素:指標データ無し

鉄:6.0mg~7.0mg

ヨウ素:95㎍(0.095mg)

亜鉛:7~10mg

銅:0.7~0.9mg

セレン:20~25㎍(0.02~0.025mg)

マンガン:3.5~4.0mg

コバルト:指標データなし

モリブデン:20~25㎍(0.02~0.025mg)

クロム:10㎍(0.009mg)

ここに挙げたものはあくまで人間にとって必要なミネラルです。この他にもミネラルの種類は数多く存在します。たとえば水銀、鉛などもミネラルですがこれらは人体に悪影響を及ぼす有害ミネラルとも呼ばれていますし、べつの言い方では有害ミネラルを重金属と呼ぶ場合もあります。

ミネラルをとるにはどうすれば良いか

ミネラルとは通常食する食べ物の中にほとんど含まれています。ですから、今日のように健康知識や情報が普及していない昔の時代でもミネラル不足を気にすることも、気にする必要ほとんどありませんでした。

ミネラルは細かくいえばもちろんその種類によって、どの食べ物に何がどれくらい含まれているか変わりますが、ミネラルというざっくりした括りでいうと穀物や野菜に多く含まれることが多いといえます。食塩ではなく海水からつくられた自然塩であったり、天然の黒砂糖などにもミネラルは含まれています。

ミネラルはやみくもに摂取しても意味がない

ミネラルが人間に必要だからといって、たくさんとれば良いかといえばそうではありません。どんなものでもとり過ぎはよくありません。たとえばナトリウムはいわゆる塩分の中に含まれますが、先ほど記載した基準値を超える量を摂取していれば当然、俗に言う塩分のとり過ぎということになり高血圧をはじめ様々な病気の原因となります。

また取り過ぎても害がないものだからといって大量摂取したとしても、単独で摂取してところで体内に吸収されない場合があるのです。

ミネラルのとり方にもバランスが必要

ですから、ミネラルはバランス良く摂取することが大事です。吸収の効率が悪くなる理由としては、ミネラル同士の組み合わせとその比率です。

ありがちな例としてはカルシウムに対する一般認識で、カルシウムをとるために牛乳をたくさん呑めばいいという考え方が挙げられます。

牛乳の中にカルシウムが含まれていることは確かですが、まず牛乳だけ飲んでもその飲んだ分の量のカルシウムが体内に吸収されるわけではありません。カルシウムをとるならばカルシウムとマグネシウムを2:1の割合で同時にとることが一番吸収率を高めます。また野菜、果物、きのこ、納豆などのアルカリ性の食品ととらなければ強い骨が作られません。

さらに骨を強くするという意味では運動が不足だとせっかく摂取したカルシウムが骨として定着しないという話もあるのです。

これはほんの一例で、カルシウムに限らず栄養素は単体でとっても意味がないというのはどのミネラルでも、ビタミンの話でも共通しています。ミネラルはすべて適正のバランスでとるのが望ましく、本来であればバランスのよ良い食事を規則正しくとり、運動と休息、睡眠などバランスのとれた生活をすることですべてがうまくまわるように人間はつくられているのです。

食事でとる場合の注意点

ではちゃんとバランスよく食事をとってミネラルを過不足なくとろうとしても、現代では新しい問題が出てきています。それは昔ほど食材にミネラルが含まれていないという事実です。

1950年と2005年の野菜に含まれるミネラルやビタミンの含有量を比較したデータがあるのですが、これによるとほうれん草に含まれる鉄分はなんと80%も平均含有量が減っています。その他の野菜の栄養素も軒並み減っており、栄養が40%~80%減っているため昔のような食生活を完全に再現したとしても栄養が足りません。

さらに現代では、食材に農薬が付着してたり人体に有害な化学肥料がまかれた土で育っているためけして安全とはいえなくなってきています。もちろん真面目な農家では極力化学肥料の量を抑える、農薬も使わないような努力をしていますが、まだまだ大多数消費者が安全云々よりも安いもの、見た目の良い物を買うという基準で食材を買うため全体としては厳しい状況です。

ですからミネラルの話だけに限らず、食材を買う際には安全性を調べて少しでも安心できるところから買うようにした方が良いでしょう。

まとめ 今後ミネラルはサプリで補助する時代に

・必須ミネラルとは16種類あり、人間の健康を維持する上で必要不可欠な物質

・ミネラルの過不足には注意が必要

・ミネラルを摂取する際にはバランスよく満遍なくとること

・現代では食事のみでミネラルを充足させることは困難

・ミネラルはサプリでバランスよく補うようにする

人間の身体の機能維持に必要不可欠の16種類のミネラルは、今後サプリなど栄養補助食品などから補うようにしなければならない時代になるでしょう。

ただし、サプリであっても含有量ばかりに着目するのではなく吸収率にも着目するようにしましょう。通常の一般的に販売されているサプリの吸収率は含有量の30%くらいだと言われています。確かに商売上、売上を上げるためにはうたい文句が必要なため含有量だけは確かに多く含ませてはいます。ですが、吸収率まで考えてまで製品を作る会社はそう多くはありません。なぜならその他のミネラルも適正の比率で入れなければならなくなるた到底安価で提供できなくなるからです。

そのような企業が多い中でも、含有量+吸収率+安全性を究極まで考えて作っている会社もあります。お薦めはMODEREのミネラルソリューションズという製品です。一般的な認識としてミネラルでいうと、たとえば「亜鉛〇〇mg!」とか「マグネシウム●●mg入っている!」といった言葉が強調されているものを求めがちですが、ミネラルは前述してきたようにバランスよくとらなければ吸収率が低下して機能しないため、含有量が多くても一種類だけのミネラルサプリはあまりお薦めしません。

また飲みやすくするために余計な人口化合物や保存料が入っているものなどもミネラルは摂取できても、同時に健康を害するリスクが高いものも摂取してしまうのであまり望ましくありません。MODEREのミネラルソリューションズは98%という驚異的な吸収率を誇り、安全性も太鼓判です。

サプリの選び方の基準も今後需要があると思うので、優良サプリ製品とそうでない商売のためだけの製品との違いなど詳しく記事にしていく予定です。

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ミネラルのスピリチュアル的な意味

余談としてミネラルをスピリチュアル視点で見た際に何を表しているかをお伝えいたします。まず必須ミネラルの物質的な役割や特徴をまとめてみました。

・微量で必要不可欠な働きをする

・ミネラルが不足していると、あらゆる栄養をどんなにとっても意味がない

・悪いものを体外に排出する働きをもつ

この3点の特徴をスピリチュアルな視点で深層心理の動きに翻訳すると『健全な心』になります。これは言い換えると『信じる力』『信頼』『信仰』する心といって良いかもしれません。

1 活動エネルギーとなる深層心理

まず1つに生きるためには信じる心が必要不可欠です。これは何も神を信仰するとか宗教を信じるという意味合いではありません。知識や情報による解釈や行動の動機となる部分で「これは正しいと感じる」「これは良いと思う」「こうした方が良い」という思いの基づくからこそ人は知識を自分のものにできますし、行動しようと思うはずです。

当たり前のことではありますが、人間が行動する動機のもとになっているのは直感として「こうした方がいい」という衝動があるからです。この当たり前の行動原理の基となっている心理は人間の身体でいえばミネラルにあたります。

2 信じる力

ミネラルが不足していると、ビタミンなどの栄養素をどんなに大量にとっても体内に吸収されなかったり正しく機能しないところから、人生においても人からいかに必要なことを教わっても「それが良いことだ」「その話は本当だ」という信頼する心がなければ豚に真珠であり、馬の耳に念仏になるわけです。

たとえば学校の先生が歴史の授業をしたとしても、「先生は500年前を見たことないでしょ」とか「歴史って勝った人が作った話だし、本当かどうか証拠がないじゃん」なんて言い始めたらまったく無意味です。数学であっても、理科であっても、そもそも「偉い人がそう言っているだけであって本当かどうかあやしい」なんて言い始めたらきりがありません。人生に役に立つ知識や情報もまったく無駄になります。

信じるということは宗教だけの話ではなく、他人の話を真に受けて聴くという上でも実は現代人は当たり前に持っている心で、それを前述したようにすべてに対して疑うような心でいたら普通ではありません。それは精神の病気といって良いでしょう。まさしくミネラルが不足しているという状態です。

3 悪い情報や経験を忘れる心

ミネラルは体内に悪さをする有害物質を体外へ排出する働きがあります。それをスピリチュアルな視点で深層心理に置き換えてみると、自分の中に取り入れてしまった自分を害するようなネガティブな情報や、悪い心、悪い知恵、知識を忘れさせる働きになります。

人生の中ですべての経験は糧となり成長させてくれますが、中にはこの経験をしたことによって性格に変な癖ができてしまったり、強烈な経験がトラウマとなって人生や生活に支障をきたすようになってしまうこともあります。その時に忘れる力が必要になってくるのです。ミネラルも有害物質を排出する働きがあるといっても、一気にすべて排出できるわけではありません。少しずつ汗や便など排泄物として出していきます。それと同じく深層心理でも自分の人生や人格に悪影響を及ぼす情報、知識、経験の記憶を徐々に忘れる心は必要不可欠です。

健全な心=ミネラル

以上3点の面で『健全な心』を持っていなければ、人生をまっとうに生きることは難しいといえます。1がなければ行動する気力が出ません。2がなければ何を聴いても何を経験しても自分の人生に活かすことができなくなります。3がなければ心が憂鬱になってきますし、ひねくれた性格になっていきます。性格がひん曲がっていくと周囲とのトラブルが多くなり、結果本人も苦しくなり誰の得にもなりません。

ミネラルが不足することで、健全な心も失ってしまうことが考えられます。心と身体の健康をバランスよく維持する意味でもミネラルが不足しないように気をつけましょう。

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