マタイ伝「悔い改めよ、天国は近づいた」の意味 No.29

「悔い改めよ、天国は近づいた」

この言葉を言った時から、イエスは教えを述べ始めたと記されている有名な言葉です。

ここで言う「悔い改めよ」の悔いるという意味は、自分の考えや行動が神の御心に反していることに対する罪の意識です。

しかし、何が神の御心に反しているのか、人間にはわからないのが普通でしょう。この言葉の前提には、神の存在を信じることはもちろんのこと、神の本当の御心つまり『教え』を学び、知っていることが前提とされています。

同時に、この言葉は仏教で説かれている『反省』と同じ意味として説かれていることを忘れてはいけません。「悔い改め」の改めるという言葉にその意味が表れているからです。

そして「天国は近づいた」という言葉について一部では、この世つまり物質世界が天国になると解釈をしている人々や団体も見受けらますが、実際のところはそういう意味ではありません。これはイエス(救世主)がこれから天国へ入るための教えを説くという宣言でもあり、イエスの出現によって、その教えを学び信じる者が天国に近づく生き方ができるという意味も持っているのです。

つまり、翻訳すると「これから私が救世主として神の御心を教える。今までその神の御心に反していた者たちは悔い改めよなさい。あなたたちはこれから、神の本当の御心を知ることになるのだから、あなたがたにとって天国は近づいたのだ。」になります。

イエスは極めて短い言葉で、結論だけ言っているので当時の聴衆はおろか、現代においてもそうした意味がわかる人がどれだけいるでしょうか。

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