仕事で成功するかどうかのわかりやすい基準 No.10

ネットを開いたら、ふとホリエモンさんの言葉が紹介されてて、つい読んでみたのですが、そこで「あ、この人生の法則は記録の意味もかねてブログ発信した方が良い!」と思いついたので備忘録の意味も含めて記事にしてみます。

成功者と挫折する人との心の状態の違い

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楽しいと感じるか、苦痛と感じるか

先ず、結論から言います。

仕事を楽しんでやれるか、苦痛と感じるか、の違いです。

同じ仕事をやる際に、あなたの心が楽しんでやれているか、もしくは、楽しいとまでいかなくても仕事をやる上での大変さや、面倒くささ、に対して「苦痛と感じない」ということが非常に重要な分かれ道となってきます。

ホリエモンさんは、睡眠時間以外の時間を100%仕事に使っていたそうです。ホリエモンさんの時間管理のマインドは徹底的で有名ですが、それはすべて仕事に集中したいがための結果です。

なぜ「楽しい」と「苦痛」の感情が仕事の成功と挫折に関わってくるのか。

シンプルに考えて、人は苦痛と感じることを何年も継続してやっていくのは不可能です。成功者がよく使う言葉で「成功者になるには、成功するまでやり続ける」というものがあります。使い古された言葉で言えば「継続は力なり」なのですが、楽しい感情より苦痛の方が心を大きく占めるようでは100%続かないと断言できます。

しかし、それはあくまで大前提としてある条件です。

仕事で成功する人はホリエモンさんのように、睡眠時間以外の時間は100%仕事に使っており、それを苦と思わないどころか、ちょっとでも自分の時間を仕事以外のことに使われることを非常に嫌がるくらいだからです。場合によっては時間を他人に奪われることに対して異様なほど怒ることもあります。ホリエモンさんなどは、メールで済む話をわざわざ会って話そうとするな、とか、デートのプロセスを省略できるから風俗に行くとか、とにかく自分が楽しいと感じる仕事の時間を最大限確保するために徹底した時間節約をしていたそうです。

成功者はプライベート=仕事に直結している

世の中の成功者と呼ばれる人を観察すると、ある共通なことが見えてきます。

それは、前述したように生きている時間全てが自分の仕事と直結させているということです。

プライベートと仕事をきっちり分けることが「できる男」「できる女」と称されることもありますが、これは確かに時間の使い方やストレスマネジメントの意味では合っていますが、もう少し大きな人生という視点で見ると、おそらく中程度の成功で止まる人でしょう。

歴代横綱の中では最強だという人も少なくない平成の大横綱の貴乃花(現・貴乃花親方)は、やはり現役時代はすべて相撲のための時間にしていたようです。現役力士でも通常なら場所が終わったり、その日の勝負が終わったりすると、付き人などを連れて飲みに行き、心身ともにリフレッシュするそうですが、貴乃花親方は一切、酒、たばこを現役時代はやらなかったそうです。また有名な話ですが、八百長や星の貸し借りなどに巻き込まれないように、他の部屋の力士との交流も一切断っていたそうです。まさに「プライベートも相撲」という徹底ぶりでした。

起業家、経営者の方であっても、基本的に24時間頭の中は仕事のことを考えています。貴乃花親方やホリエモンさんほどストイックではないにせよ、ゴルフをやっていても、飲みに行ってたとしても頭は経営、事業に自動リンクが貼られている状態でものを見たり、体験を積んでいます。

大変で面倒くさいことができるかどうかも成功の基準の1つ

「そこまで仕事脳に徹底した人生は送れないよ」とか、「そういった生き方は苦痛だ」と感じる方は、残念ながら仕事での成功とは縁が遠いと言わざると得ません。

ホリエモンさんは、起業するなら「好きなこと」より「確実に収益になるもの」を選んだ方がほぼ成功すると指南していますが、同時に、「それでも成功しない人がいるのはなぜだろう?」と考えて、気づいたことが冒頭に述べた「仕事にすべての時間を使えるか」という点だったのです。そして「睡眠時間以外の時間をすべて仕事に使うということが苦痛と感じる人は、そもそも起業向いてない」と明言しています。

これは起業だけではなく、1つ1つの単体の仕事をとってみてもそうでしょう。

人間は「楽しい」という感情から、様々なアイディアやインスピレーションが生まれ、「どうやったらうまくいくか」という検索機能がフル回転するようにできています。これはおそらく脳科学でも科学的に解明されつつあります。しかし、苦痛だ、というネガティブな感情がその「楽しい」を上回ってしまった場合は、新しいアイディア、インスピレーション、問題解決機能、困難の乗り越えるエネルギーは働きにくくなり、うまくいかないことが悪循環を生み出していきます。

ジブリ映画の宮崎駿さんは「大事なことは、たいがい面倒くさい」と言っていますが、その面倒くさいことを何十年もやられてきているわけです。ということは、「面倒くさくてやりたくないな」よりも「映画を良いものにするためには大事なことだから」ということでネガティブマインドよりもはるかに、仕事を成功させることの意欲が勝っているということですよね。

「そこまで仕事に徹底できないよ」と思う人はどうすれば良いのか

「意欲」よりも「苦痛」が勝ってしまった場合

「楽しい」「意欲」と「大変」「苦痛」を天秤にかけてみて、「大変」「苦痛」が勝つようであれば、すぐに撤退する勇気と行動力も必要。

なぜなら、苦痛が勝っているものは実らないからです。どんなに良い種を地中に埋めても、「楽しい」「充実感」「喜び」という栄養分が吸えない砂漠のような土地では、芽は出ません。いたずらに時間を消費して最終的に「ダメでした」では、その消費した時間がもったいないですよね。また時間だけではなく、仕事や起業では、投資のつもりで様々な経費もかかっているはずです。それらを使うだけ使って最終的に「これはダメでしたね」となるくらいなら、初めからその天秤の基準に照らして「これは無理だ」と早めに判断した方が良いに決まっています。

つまり、「これは苦痛感の方が自分の心を占める割合が高い」というものには手を出さない。そんな感情が沸き上がったらすぐに撤退を決めることも、成功と失敗を判別するサインであったり、直感であったりもするんですね。

誘惑に負けて怠けてしまう場合

趣味嗜好に負けてしまって1日を無駄にするケース

苦痛は感じないけども、ついついネットサーフィンしてしまって「やるべき事をやらずに1日が終わった」というケースもみなさん、経験があるのではないでしょうか。

ネットサーフィン、友人からの遊びの誘い、テレビやYouTubeにハマる、眠気、などの誘惑に負けてしまう場合も多々あるかと思いますが、それらと自分の仕事の天秤をかけてみて、たとえばネットサーフィンの方が勝つという場合であれば、その仕事はそこまでのものという判定になるわけですね。趣味や嗜好と同レベル、もしくはそれ以下という基準があなたの中でできているということです。そういった場合は残念ながら、そのジャンル、その仕事での成功は難し、手を引いた方があなたのためであり、あなたと関わる人のためでもあります。

眠気のために仕事が手につかなくなるケース

眠気に負けてしまう場合ですが、これは生理現象でもあり、趣味嗜好に負けてしまう場合とは分けて考えましょう。実際に睡眠不足だと本来は、気力も含めて十分力を発揮できる人でも睡眠が足りていないと10分の1くらいの実力しか発揮できません。拷問で一番辛いのは眠らせない刑だともいうくらいで、睡眠は非常に大事です。

マンガの神様・手塚治虫先生は、それこそ睡眠時間すら削ってマンガやアニメといった自分の仕事に120%時間を使っていた人で、眠気に負けずブラックジャックなど数々の名作を生み出していきました。しかし結果として、60代前半とう若さで亡くなってしまいました。

朝起きれない人、朝が弱い低血圧の人などは、もしかしたら「自分はついつい寝過ごしてしまって…」と罪悪感を持たれているかもしれませんが、そういう人であれば、いっそ夜型で力を発揮するというのもありです。

世界にテクノブームを巻き起こしたYMOの細野晴臣さんはいったん起きたらギリギリ眠くなるまで寝ない、いったん寝たら起きたくないというくらい寝るそうです。さらに仕事中どうしても眠くなったらスタジオでもどこでも15分だけ仮眠を取るそうです。そのように生理現象によって自分の仕事の支障ができている場合は、あまり普通にとらわれず、自分流でうまく折り合いをつけられるように工夫するのがポイントかもしれません。

朝が強い人、夜型の人、短時間睡眠でOKな人、長時間睡眠ととらないとダメな人、というふうに生理的なものについては個人差があります。私は健康マスターの資格を持っていますが、確かに早寝早起きは人間の身体には良いことは間違いありません。しかし、早寝早起きが健康の良いとされているからといって全てきっちり自分に当てはめる必要はないと私は思っています。また起業したての頃や、仕事を成功させようなんて時期は、どうしても無理をして働かないといけない時期でもあります。それこそ普通に8時間働くだけで成功ができるのなら誰もが苦労しません。

人生の一時期だけですので、そういったイレギュラー対応として見れば、あまり健康生活にとらわれなくても良いと思います。自分のライフスタイル、ルーチンを見定めて一番自分の力が発揮できる睡眠のスタイルを編み出してください。

成功を目指す前に先ずは自分をよく知ること

成功を目指して、いろいろ壁はありながらもとりあえず成功に向かって伸びている人は、もはや現実的な方法論の試行錯誤の繰り返しなので、成功のビジョンがあれば成功するでしょう。

問題は、そうではない人たちです。

たとえば、「今借金地獄にはまってしまったから、なんとか起業したり、奮起して一発成功したい!」とか、「失恋した相手を見返すために、絶対成り上がってやる!」などという、自分の奥底から湧き出る情熱とは違って、一時的な苦しみから逃れたいという動機で逆に大成功を目指してしまうタイプです。一次的であってもそのニトロ的なエネルギーで人生大逆転される人もいるので、そうなれば良いのですが、そうならない人というのは大抵モチベーションが続きません。

また、早く成功しようと思って、逆に自分の「楽しい」「充実」「喜び」といった感情がないものに手を出してしまうケースもあります。あまり物、物販に興味がない精神的なタイプが早く利益を出そうと思って物販商売や物販アフィリエイトに手を出しても、扱っている商品に興味がない場合はだんだん苦痛になってきます。逆に物や形に興味がある人が、利益率が良いからといって情報を扱う情報ビジネスに参入しても、これまたしだいに苦痛になってきて続かないはずです。

職人タイプもなかなか商売での成功は難しいかもしれません。

職人タイプは、何かを作ること、創ること、に喜びを感じるタイプのため、利益率や売上だけで自分の技術の腕や十分発揮できない業種に手を出してもまったく充実感がないのです。たとえば、職人タイプであれば株やFXの投資系のジャンルはまったく面白みを感じないかもしれません。物や特殊なものでなくても、自分の修練や技術によって良さが磨かれるものを扱うものがやはり向いています。

シンプルに個性に合う仕事で収益が確実に見込めるものを選定することが成功の近道

冒頭で、ホリエモンさんが「好きなことをやるより、まず収益になる仕事で起業するとほぼ成功する」と言ったように、いくら個性に合う、自分の好きな分野で成功を目指そうと思っても、それが収益に結びつかないのでは話になりません。

かといって、収益になることを優先でやっても自分の心の喜びが感じられなければ結局継続ができません。

ではどうですれば良いのか。答えはシンプルで、好きなことで収益に結び付くものを徹底的に選別していけば良いのです。ビジネスにはリサーチが命と言われていますが、このリサーチとは市場調査であり、簡単に言えば、「需要があるのかないのかを調べる」という話です。需要があれば当然売れる見込みがありますし、良いものを提供すれば引く手あまたになるわけですよね。

ですが、このリサーチを感覚で予想してビジネスを進めてしまうから、失敗者が続出するわけです。自分の好きなこと、つまり逆説になりますが売れようが、売れまいが好きだからずっと続けてやれるものをまず自分自身でリサーチするわけです。それが商売として成り立たない場合もあるので、複数出しておくのが良いでしょう。自分の好きなカテゴリーを複数出したら、それがどれだけ需要があるのか、市場が動いているのかを調べて、ここは数字で把握して確実に需要があると判断したものから、ライバル調査、サービス、商品の分析などをかけていくわけです。

この市場調査のやり方については、別途記事にまとめたいと思います。

結論としてまとめると、成功の前提として以下の2点を踏まえてから進めましょうということです。

・すべての時間をその仕事のために使って苦痛ではないか

・好きなことと収益の2つ柱がしっかり立っているか

この2点さえ前提として固まっていれば、あとは行動と方法論の試行錯誤の問題なのでホリエモンさんの言う通り、確かに成功の確実になってくるでしょう。

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